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現在相場考察

1月後半水準に逆戻り、デイトナ116500LN黒文字盤

2022年4月3日更新
ロレックスのデイトナ116500LNについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年2月の安値と2022年4月の安値を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥-277,800だった。

デイトナ 黒文字盤 116500LNについての考察(2022年4月)

2月頃まで“週で10万円単位の上昇”という派手な値動きが続いていた2022年ですが、3月になると、そういった動きに陰りが見えてきます。

そして、3月中旬になるまでには、はっきり「2月までの勢いを失った」という状態になったのですが、難しいのは、その値動きをどう判断するかだと思います。

多くの人の注目を集めるように表現するならば「下落」といったほうがインパクトがあるかもしれませんが、実際には、そこまで派手な下落は起こっておらず、2016年や2019年夏のような下落とは違うと判断できます。

そうであるがゆえに、現在の様子は、なんとも歯がゆいといえるわけです。

今回取り上げるのは、デイトナ116500LN黒文字盤ですが、このモデルは、今どうなっているかというと、「1月後半水準に逆戻り」といった状況です。

116500LN黒文字盤は、昨年11月の段階で374万円だったのが1月上旬には、427万円にまで上昇。1月後半には約468万円となっていました。

そして、2月には更に値上がりし、その水準は約497万円に到達。しかし、4月上旬の今、116500LN黒文字盤は、約469万円となっており、1月後半水準とほぼ同等といった様子なのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年2月
の安値
2022年4月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
116500LN
中古 0年
2ヶ月
¥4,977,600 ¥4,699,800 -277,800 94.42%

この116500LN黒文字盤は、1月に“週単位で40万円程の上昇”といった値動きとなり、2月には、そこからさらに28万円程度の上昇となっています。

けれども今回、2月水準に対して、約27万円の下落となったことにより、『2月の値上がり分』がそっくり無くなったかのような状態となっているわけです。

確かに、2月水準と比べると下落していますが、とはいっても、現在水準は1月後半と同等。この程度の下がり幅だと、値下がりというよりも「2月までの勢いがない」といったほうがしっくりくるわけで、相場が落ち着いた後に停滞している、という感覚になります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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