イエローゴールドブレスレットに、バーインデックスのシャンパン文字盤。これぞまさにデイデイト、という仕様の18238。変わり種デイデイトが多い中、逆にコレほどまでにオーソドックスなモデルがかえって珍しくみえてしまいます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年1月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイデイト バーインデックス シャンパン文字盤 18238 |
中古 | 6年 7ヶ月 |
¥680,000 | ¥1,296,000 | 616,000 | 190.59% |
このデイデイト、現在の129万6000円という価格は、ステンレス製の時計が2〜300万円してもおかしくない現在にだとなんだか安く感じます。
しかし、これでも2010年と比べると約60万円もの値上がり。
2010年にこの時計が68万円で買えたってのもびっくりですが、当時の68万円というデイデイトはそんなに珍しくもない価格。
よって、多くの人が68万円のデイデイトに見向きもしなかったのですが、その時買っていれば金無垢のロレックスを着けて楽しんで60万円以上値上がりするという体験をできたのです。
ちなみに、白文字盤のデイデイトを投資家で有名なウォーレンバフェット氏が着けていることは有名です。
バフェットといえば、食事はマックのクオーターパウンダー(プレーン)+チェリーコーク、住まいはだいぶ昔に買った家、車は日本でいうクラウン的なキャデラックのフルサイズ、と持ち物はそんなに豪華でないといことが有名ですが、時計は金無垢のデイデイトと豪華。
もしかしたら、バフェットのデイデイト、実は68万円で買ったモノかもしれません。しかも、今だったらだいぶ利益がでた状態で売れます。
もしも、バフェットが「デイデイトを60万円で買って120万円で売った」なんて言ったならば、世界中の人達がバフェットを褒め称え、そして腕時計投資に注目するでしょう。
しかし、バフェットが言ったから注目するのでは遅いのです。
本質を見れば、消費ではなく投資という観点で腕時計を楽しむということがいかに無駄がないかということが分かります。
ちなみに、バフェットの無駄なき姿勢はバークシャーハサウェイ社のホームページ(http://www.berkshirehathaway.com/)にも現れており、2016年現在でも十何年前から変わらない、素人がホームページビルダーで作ったようなページです。
それだけ浪費をしないバフェットであれば時計だって日本製の電波時計を選びそうかと思いきや、そうではありません。
家も、車も、特別高いものを選ばないバフェットが、時計だけは相対的に高いものを選んでいるという事実。
その理由こそ、まさに腕時計投資の考えである「本質的な得」を追求した結果なのかもしれません。