サブマリーナの16800というと、1680という“アンティーク”寄りなサブマリーナから、近代的な16610に変わる転換点の時期に存在した時計。実際は、1680→16800→16610という変化だったのですが、1680や16610と比べると生産年数の短いモデルのため、1680や16610と比べるて立ち位置が微妙な存在です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2013年7月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ (フチあり) 16800 |
中古 | 3年 1ヶ月 |
¥350,000 | ¥558,000 | 208,000 | 159.43% |
この時計が生産されたのは1980年代なのですが、当初よりサファイアクリスタルを採用しているという点や全体的なデザインは16610に似ていて、近代的な印象。
しかし、時代的には“アンティーク”と呼ばれる世代のモノで、この近代的デザインのサブマリーナと“アンティーク”な見た目のスポロレは同じ時代に売られていました。
当時としては、プラ風防の4桁リファレンスのデイトナやエクスプローラと比べて、「新しく」見えたであろうこの16800。
定価も16800が高く、おそらく現役当時は最も「ありがたがられた」存在だと思います。
しかし、今となっては4桁リファレンスの見た目のほうが珍しく、「ありがたみ」がある存在。
そんなわけか、青サブなどが急激に値上がり状態だった2013年夏ごろでも、35万円と比較的安かった16800。
ただ、16800はかつてより“アンティーク”扱いされる時計。
実際、フチ無し仕様の文字盤も存在するのはまさに“アンティーク”っぽい要素です。
けれども、ロレックスファン以外には16610と違いが分かりづらいため、アンティークとしては安い方。
実際、現在までに約20万円も値上がりしていますが、約55万円という価格は現在の16610とそんなに差があるわけではありません。
16610と同じ相場なら、より希少な16800を選んだほうがお得感があるように感じます。