96の5000番代世代のモデルとして、2004年に登場した5196ですが、どうやら今年生産終了になった様子です。
そういったことによる影響からか、中古相場も上昇している様子があります。
5196J-001を前回お伝えしたのは昨年10月ですが、その際は約277万円という水準でした。
そのとき、5196J-001は1年4ヶ月で116万円の上昇という値動きだったのですが、それは5196としては前代未聞の動きかただったといえます。
というのも、5196系は、パテックフィリップの中で最もオーソドックスなモデルであり、“レア”といったイメージがありません。ですから、いつでも入手可能という印象があり、長らく中古相場は「値上がり」も「値下がり」もすることがなく、安定していたのです。
実際、5196J-001の中古は、2018年5月水準が162万円、2020年6月が約161万円というように、いつでも160万円程度で購入可能といったイメージがありました。
それが、2021年10月には270万円台となったわけですから、状況がガラッと変わったといえます。
そんな5196J-001ですが、現在水準はどうなっているかというと、なんと約343万円という状況。
270万円台になった際「驚く」という感覚になったわけですが、いまでは340万円台に到達しているのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2022年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
カラトラバ 5196J-001 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥2,776,400 | ¥3,431,000 | 654,600 | 123.58% |
この5196J-001、今年2月前半まで昨年10月水準と大きく変わらなかったのですが、2月中旬になると、290万円台に上昇。そして、2月後半には300万円超えとなっていました。
3月には、現在水準と同じく340万円台に達し、今に至るわけですが、他のモデルとは異なり、「値下がり」といった様子はありません。
今年2月3月といった時期に「派手な上昇」となったモデルは、3月下旬や4月になると「1月後半水準ぐらいまで下落」といった様子が目立ちますが、この5196J-001は、値下がりすることなく、過去最高値に匹敵する水準をキープしているのです。