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現在相場考察

再び目立った上昇、ターノグラフ116264白文字盤

2022年4月26日更新
のデイトジャスト116264について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年8月の安値と2022年4月の安値を比較し現在相場を考察。この0年8ヶ月での変動は¥91,000だった。

デイトジャスト ターノグラフ 白文字盤 116264についての考察(2022年4月)

2004年に6桁世代のお披露目といった役割でデビューしたのが、このターノグラフだといえます。

デイト表示のフォントが“赤”というイレギュラー要素が与えられていることからも、ターノグラフが特別なモデルであるということが分かるわけですが、2007年のミルガウスのように「気合が入ったモデル」の1つだといえます。

しかしながら、気合が入ったモデルはデビュー後、それほど高い人気とはならないことがあり、このターノグラフもまさにその事例。実際、ターノグラフは、デビューから10年経たないうちに生産終了となっています。

今では『デビュー後10年未満で生産終了』となるロレックスはそれほど珍しくありませんが、このターノグラフ世代ぐらいまでは、そういったモデルは少数派。まして、「ターノグラフ」に後継モデルはないわけですから、他のモデルチェンジとはわけが違うといえるでしょう。

ただ、この116264については、長らく『10万円以上の値動き』となることがなく、2021年8月に『5ヶ月で12万円の上昇』という値動きをした際は、“かつてて無いほどの変化”という表現ができました。

そんなターノグラフの116264ですが、それから8ヶ月で再び目立った上昇をしている様子となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年8月
の安値
2022年4月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトジャスト
ターノグラフ
白文字盤
116264
中古 0年
8ヶ月
¥847,000 ¥938,000 91,000 110.74%

2021年8月時点で、この白文字盤は約84万円という水準でしたが、現在では約93万円。今回、変動額は10万円未満であるものの、価格ステージが『80万円台⇒90万円台』へと変化しています。

これまで、116264白文字盤の価格ステージ変化は、「2016年:40万円台⇒2018年:50万円台⇒2019年:60万円台⇒2021年3月:70万円台⇒2021年8月:80万円台」といった流れでした。

これを見ると、2021年から116264の値動きが活発化したといえます。

それよりも前の時期は、1、2年に1回価格ステージが変わるといった様子だったのが、2021年からは数ヶ月単位で『80万円台⇒90万円台』というように、価格ステージが変化しているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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