ランゲ&ゾーネといえばランゲ1にも見られるようにビッグデイトが有名です。カルティエパシャCやヴァシュロンコンスタンタンオーバーシーズでも印象深いビッグデイト。その先駆けとなったのが、ランゲ&ゾーネです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2001年夏頃の安値(タイムトンネル) | 2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ランゲ&ゾーネ
カバレット ピンクゴールド |
新品 | 15 | ¥1,280,000 | ¥1,490,400 | 210,400 | 116.44% |
巷ではビッグデイトと呼ばれているこれ、ランゲ&ゾーネでは「アウトサイズデイト」と言います。
ちなみに、パシャCがビッグデイトを採用したのは2000年頃からですが、ランゲ&ゾーネがリシュモングループとなったのも2000年。
という2枚のディスクから成り立つ画期的なデイト表示は、それまで1枚ディスクのスモールデイト+拡大レンズのパシャCの見た目を大きく変えました。
そして、その大本がランゲ&ゾーネ。
このガバレットは、スクエアケースにスモールセコンド、そしてアウトサイズドデイトという、ランゲ&ゾーネの真面目さと良さをシンプルに凝縮したモデル。
でもってピンクゴールド+黒文字盤という配色は、なかなかモダンで今流行の配色でもあります。
スクエアケースにビッグデイトというちょっぴり凝った内容なので、新品価格はラウンド型と比べて高め。
パテックフィリップもそうですが、スクエアのほうがラウンドより高めな傾向です。
とはいえ、当時の新品実売価格128万円に対して、現在の中古は149万円。
きちんと値上がりしています。
ただ、値上がりしているのにあえて厳し目なことを言うと、100万円を超える価格で2001年と比べて20万円の値上がりというのは若干寂しい気がします。
また、この価格帯で約20万円という値上がり額、そしてマニアックな時計のため、確実に利益を出して売るには少しばかりテクニックが必要そう。
普通に考えれば、新品で買った時より中古が値上がりというのはすごいことですが、他のランゲ&ゾーネの腕時計の値上がり額と比べると地味に見えてしまうのは仕方のないこと。
カバレットは、スクエア+アウトサイズドデイトというランゲ&ゾーネの良さを凝縮する時計だけに、もう少し値上がりしてくれても良いなと思います。
というかこの価格だと、パテックフィリップの角形モデルのゴンドーロよりだいぶ安め。
もう少し高くなることに期待したいと思います。