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現在相場考察

過去最高値といって差し支えない状態、カラトラバ5107G-001

2022年5月25日更新
パテックフィリップのカラトラバ5107G-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年4月の安値と2022年5月の安値を比較し現在相場を考察。この2年1ヶ月での変動は¥1,020,000だった。

カラトラバ 5107G-001についての考察(2022年5月)

カラトラバの5107は、2010年代中盤になってから、カラトラバとしては高い価格帯といったポジションとなっています。

5107が現行だった時期は、2000年代前半頃でありますが、その世代のカラトラバは、2021年ぐらいまで140万円程度といった印象でした。

しかし、この5107は200万円前後といった水準に位置。明らかに高い価格帯となっていたわけです。

さて、近頃といえば、カラトラバでも多くのモデルが上昇していますが、その結果、先に“140万円台程度”と述べたカラトラバは、すでに200万円以上となっている様子があります。

その代表例といえるのが、5000Jでありますが、少し前まで140万円台だったのが、現在では230万円台となっています。

そうなると、以前から『200万円前後』といった価格帯だった、この5107が現在どういった水準になっているかが気になります。

ではその答えはどうかというと、WGモデルである、カラトラバ5107G-001の現在水準は278万円

過去最高値といって差し支えない状態であるのです。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年4月
の安値
2022年5月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
カラトラバ
5107G-001
中古 2年
1ヶ月
¥1,760,000 ¥2,780,000 1,020,000 157.95%

なお、前回このカラトラバ5107G-001をお伝えしたのは、“下落トレンド+最初の緊急事態宣言”という2020年4月。当時、この5107G-001200万円前後⇒170万円台という状態になっていました。

それに対して現在水準は、過去最高値といえる状態であるため、2020年4月水準と、2022年5月水準との比較では、102万円の上昇となります。

なお、この5107J-001は、長らく200万円前後といった印象だったため、それと比べると、現在水準は70万円ぐらいの値上がりといった感覚になります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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