16234や16233といった5桁世代のデイトジャストは、長らく中古30万円台で購入可能という印象がありましたが、2021年夏に大きな変化が起こりました。
その際、YGコンビの16233については60万円台に到達。文字盤色を問わず、ABランク以上の16233全体のボトム価格が約63万円となっていたのです。
それに対して、ベゼルがWGという16234は、同時期、青文字盤が60万円台に達していたものの、16234全体としてのボトム価格は約53万円。2021年夏当時、16233は60万円台だった一方、16234は50万円台にとどまっていたわけです。
しかし今、16234全体のボトム価格も、ついに60万円台に到達。16233は、2021年夏と同じように60万円台前半といった水準で変わらないため、16234は16233に追いついたといえます。
そうなると、2021年8月時点ですでに60万円台に達していた、16234青文字盤も“それ以上の水準”となっているはずですが、その答えはどうかというと、現在約71万円という状態です。
昨年夏時点では、60万円台になったということに驚いた16234青文字盤ですが、現在では70万円台に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年8月 の安値 |
2022年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトジャスト 青文字盤ローマン 16234 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥658,067 | ¥713,900 | 55,833 | 108.48% |
16234には、様々な文字盤バリエーションがありますが、青文字盤は2018年頃から“特に高い”という状態となっていました。
それまで、16234青文字盤は他の16234同様30万円台で購入可能といった状態で、例えば、2016年8月時点では約33万円だったのです。
それが、2018年5月には40万円台という価格ステージに達し、それまでの『30万円台で買える』という16234へのイメージからすると“評価されている”という状態になっていました。
そして、今や16234青文字盤は、70万円台という状態になっているわけですが、『非スポーツ系の旧世代』というデイトジャストがこういった水準になるとは、数年前の段階では、誰も予測できなかったと思います。
また、仮に筆者が2017年時点で「5年後に、16234青文字盤は70万円台になる」と予測し、それを公言したとしても、多くの人から「何いってんだ?」と批判されたことだと思います。