2020年夏からK18腕時計の上昇トレンドが続いているといえますが、デイデイトの118238については2021年春頃まで、思ったほどの上昇となっていない様子があったといえます。
118238は、2000年に登場したデイデイトのフルーテッドベゼルYGモデルであるのですが、近頃まで「デイデイト36」として現行だった存在。兄弟的モデルとして、スムースベゼルの118208があるのですが、そちらのほうが、K18上昇トレンドに反応していた傾向があります。
K18上昇トレンド前の段階では、118208よりも118238のほうが高値といった傾向があったのですが、K18上昇トレンド後は118208のほうが高い状態。118208は数が少ない傾向があるため、はっきりとした相場は分かりづらいのですが、おおよその感覚として、2021年夏ぐらいまでには300万円近い水準になっていたといえます。
また、この118238の1つ前世代である、18238は2021年6月に190万円台に到達。「高くなった」と感じた2020年11月時点で140万円台だったため、大幅上昇となっていました。
なお、K18上昇トレンド前において、18238は長らく120万円前後という水準。それに対して118238は170万円台だったわけですから、18238が200万円近くなった際、118238に追いつくような状況だったといえます。
そういった前提を考慮して、118238の現在水準を見ると分かりやすいわけですが、どうなっているかというと300万円という状況。2021年3月水準に対して92万円の上昇という値動きとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
⇒2月20日に300万円超えから今に至る
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年3月 の安値 |
2022年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイデイト シャンパン文字盤 118238 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥2,080,000 | ¥3,000,000 | 920,000 | 144.23% |
118238はK18腕時計の上昇トレンドが起こった2020年夏から2021年春頃までにかけて、18238のように、特筆するほど派手な上昇という値動きがなかったといえます。
その反面、2021年⇒2022年では92万円上昇となったわけですから、時間差で18238と同じような値動きが起こったといえます。