ディープシーといえば2014年に出たDブルーダイヤルのインパクトが強いですが、通常の黒文字盤のこちらは2008年に出たモデル。シードゥエラーにディープシーというセカンドネームがついたこの時計、44mmサイズの大型ケースに3900m防水と随分ワイルドな腕時計。Dブルーダイヤルのイメージで“いつも高い”という印象があるディープシーですが、かつて約55万円で売られていた時もあったのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年9月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードウェラー ディープシー 黒文字盤 116660 |
中古 | 5年 11ヶ月 |
¥555,000 | ¥848,000 | 293,000 | 152.79% |
ディープシーが55万円というと現在の価値からすると安いと思いますが、2010年9月頃というと現在70万円以上する青サブが35万円程度で売られていたので、当時のロレックスとしては高い印象でした。
とはいえ、その頃ヨットマスターロレジウムが45万円程度だったのでそれに10万円足せばディープシーが買えたというわけです。値上がり額を考えるとディープシー、かなりアリな選択だったと思います。
なお、ディープシーという名前が付いているので従来の16600のようなモデルと併売されているかとおもいきや、40mmケースのシードゥエラーと併売されはじめたのはごく最近。
5桁リファレンス時代と同じ40mmケースかつ1220m防水という内容の116600が登場したのは2014年のこと。
つまり、2008年から2014年までシードゥエラーといえばディープシーしかなかったのです。
ディープシー、通常のシードゥエラーに対して特殊なモデルという“ありがたい”印象を持たすには、ディープシーでないモデルと併売されていたほうが良いでしょう。
ということで、116600を生産したのは大正解だと思います。しかもそれと同時に、Dブルーダイヤルという変わり種ダイヤルも登場。
これにより、ディープシーの存在感がより増したことでしょう。
ちなみに、ロレックスはチタン製の腕時計を作っていませんが、唯一このディープシーの裏蓋の一部にはチタンを使っています。
シードゥエラーで44mmで3900m防水というワイルドなこの腕時計、30万円近い値上がり額もなかなかワイルドなのではないでしょうか。