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現在相場考察

高評価への最初の一歩なのか、ゴールデンエリプス5028G-001

2022年6月14日更新
パテックフィリップのゴールデンエリプス5028G-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年1月の安値と2022年6月の安値を比較し現在相場を考察。この4年5ヶ月での変動は¥2,176,400だった。

ゴールデンエリプス 5028G-001についての考察(2022年6月)

ゴールデンエリプスといえば、青文字盤という印象が強いですが、それ以外にも様々なバリエーションが存在します。

とはいえ、そういった個性的なゴールデンエリプスは、70年代や80年代といった時代に多い傾向があり、90年代になってからは少数派だといえるでしょう。

この5028G-001は、90年代に登場した“アレンジ系”のゴールデンエリプスですが、カラトラバ5000Gをエリプス化したといった見た目。自動巻ジャンボサイズであるため、2018年頃の相場は110万円台と、同じ自動巻きの「青文字盤」、3838/100Jと同等か、やや安いといった価格帯に位置していました。

そんな5028G-001ですが、現在では約327万円という価格に変化。これが、ゴールデンエリプス、高評価への最初の一歩なのか」、気になるところだと感じます。

本記事で参考とした中古腕時計

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【名古屋】パテックフィリップ ゴールデンエリプス 5028G-001 ブラック 18KWG 革 メンズ 自動巻き 保証書付き 2018年

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年1月
の安値
2022年6月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ゴールデンエリプス
5028G-001
中古 4年
5ヶ月
¥1,101,600 ¥3,278,000 2,176,400 297.57%

5028G-001に限らず、ゴールデンエリプスの自動巻きモデルは、数が少ない傾向があるため、どのぐらいの相場なのか、見極めるのは難しいといえます。

ただ、昨今のパテックフィリップ相場を見る限り、ゴールデンエリプスが上昇するということはなんら不思議ではなく、2018年頃と比べると確実に高くなっているといって差し支えないでしょう。

とはいえ、現在自動巻ジャンボサイズのゴールデンエリプスは、この5028G-001以外に無い(プラチナはエクストラジャンボといった認識)ため、この300万円以上という価格帯が「自動巻エリプスの現在相場」なのか、それとも「珍しい見た目である5028G-001が特別評価された」ということなのかは不明であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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