2022年といえば、『1月から2月にかけてガバッと上昇⇒3月頃から下落⇒結果1月水準並に戻る』といった値動きが人気モデルを中心に目立っている印象です。
今の相場は「下落」というキーワードが目立っている一方、それはあくまでも、今年2月と比べたら安いというわけで、2021年水準との比較では「百万円単位で高い」という場合もあります。
いずれにしても、2021年から2022年にかけての相場は、“かなりな値動きをした”ということは間違いありません。
しかし、そういった状況下において、エクスプローラーの114270は、「この1年間でほぼ変わらない」という状況。
114270の5月水準は約74万円でしたが、現在水準は約73万円(ABランク)といったところ。
2021年5月⇒2022年6月における114270の変動額は、たったの4100円に過ぎないのです。
本記事で参考とした中古腕時計
⇒1年前とほぼ変わらない
⇒今年2月までガバッと上昇からの値下がりという動きもない
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年5月 の安値 |
2022年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
エクスプローラー 114270 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥743,900 | ¥739,800 | -4,100 | 99.45% |
そして興味深いのは、114270の『2021年⇒2022年で4100円の値動き』が、結果的にそうなったわけではないという点です。
この場合の、「結果的にそうなった」とは、例えば「2022年2月に100万円超えになった後、値下がりして、結局2021年5月並に戻った」といったこと。しかし、114270にはそういった値動きがないのです。
つまり114270は、他の人気モデルが『上昇』でも『下落』でも、派手に変動していたこの1年において、それを無視するかのように「あまり値動きしていない」といった状態であります。
114270は、2021年に70万円台に到達したわけですが、そういった値動きがあったならば、今年2月頃に70万円台より上の価格帯となっても不思議ではなかったといえます。
けれども、不思議と114270は『2月に80万円台や90万円台』などとなることはなく、2021年5月以降、長らく70万円台中盤といった水準が続いている状態。ロレックススポーツモデルとして、こういった値動きは珍しいため、114270の今後が気になります。