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現在相場考察

これまでで最も大きな変動、マリーン2 5817ST/12/5V8

2022年6月21日更新
ブレゲの5817ST/12/5V8について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年5月の安値と2022年6月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥739,200だった。

マリーン2 5817ST/12/5V8についての考察(2022年6月)

筆者は、2016年5月からこのブレゲ5817ST/12/5V8を追っていますが、それから2020年まで、長らく相場は変わらない傾向がありました。

マリーン2は、ブレゲスポーツモデルですが、ブレゲというハイブランドの“スポーツ系”ということで、いわゆるラグスポといったキャラクターだといえる1本です。

ラグスポといえば、近年かなりな人気という傾向があるものの、マリーン2については、2016年⇒2020年の約4年間、長らく100万円程度といった水準で、相場はほとんど変わりませんでした。

そんなマリーン2の5817ST/12/5V8でありますが、転機が訪れたのは2021年5月のこと。その際、5817ST/12/5V8約113万円になったのですが、2016年以来、110万円台という水準は初といえました。

そして、今年2022年、5817ST/12/5V8には、これまでで最も大きな変動が生じている様子であります。

現在、5817ST/12/5V8はなんと187万円という状況なのですが、これは2021年5月に対して73万円程も高値という状態であるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年5月
の安値
2022年6月
の安値
変動額 残価率
ブレゲ
マリーン2
5817ST/12/5V8
中古 1年
1ヶ月
¥1,130,800 ¥1,870,000 739,200 165.37%

これまで、大きく変動しない傾向があったマリーン2ですが、2021年⇒2022年では約73万円の上昇。これは、5817ST/12/5V8の値動きとしては、前代未聞といえるほどの値上がりだといえます。

今回、このような値動きを見せた5817ST/12/5V8。これは、ラグスポの一角としての序章なのか、それとも、気まぐれのように高くなっただけなのか、今後の動きが気になるところです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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