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現在相場考察

なんと上昇傾向、ヨットマスター16622

2022年6月26日更新
ロレックスのヨットマスター16622について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年2月の安値と2022年6月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥48,000だった。

ヨットマスター 16622についての考察(2022年6月)

これまで、ヨットマスター16622は、相場全体を示すかのような値動きをする傾向があったといえます。

特に、下落トレンド前においては、先に下落するといったことが多く、2016年や2020年など、多くのモデルが「目立って下落」という動きになる前に16622は値下がりしていました。

しかし今、16622の値動きはどうなっているかというと、なんと上昇傾向

近頃の相場といえば、人気モデルの値下がりが目立っていますが、16622その逆という値動きをみせているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年2月
の安値
2022年6月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
16622
中古 0年
4ヶ月
¥1,150,000 ¥1,198,000 48,000 104.17%

16622は今年2月時点で115万円という水準だったのですが、これは16622の中古相場としては過去最高値といった水準でした。

今年2月といえば多くのモデルが「ガバッと上昇」という値動きとなっており、16622の動きはそれに沿った状態だったといえます。

ところが現在では、人気モデルを中心に下落傾向が目立っているにもかかわらず、16622上昇という様子。これまでの16622の値動きだった場合、現在相場は2月よりも“少し安い”といった状態になっているはずで、108万円といった水準になっていても不思議ではありません。

しかしながら、現在の16622約119万円という状態。さらに、この個体以外については、120万円以上という水準になっているのです。

今回の16622の動きから考えられるのは、

  • 16622が相場を示す動きではなくなった
  • もしくは、

  • 上昇トレンドの兆し
  • といったところだと思います。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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