ミニッツリピーターとは現在時刻を鐘の音で知らせる機能である。ムーブメントに組み込まれたゴングによって、分単位で時刻がわかる。ムーブメントに取り付けられたハンマーがゴングを叩き、時、15分、分という単位で違った音色を出す仕組みである。
トゥールビヨンや永久カレンダーと並ぶ、1000万円クラスの最高級機に搭載されることが多い。
ミニッツリピーターの歴史は古く、1710年頃にドイツで開発されたといわれている。
機械式ムーブメントで現在時刻を音で表現するという機構を実現させるには複雑な仕掛けが必要であるため、高い技術力を要する機能である。
近年、同じく複雑機能とされるトゥールビヨンを備えた機械式ムーブメントの腕時計が数十万円単位で売られるが、ミニッツリピーターはそういった価格帯での販売事例が確認できていない。数十万円で売られるミニッツリピーターはシチズン製のクオーツムーブメントを採用したモノがほとんどである。
ミニッツリピーターをラインナップする主なブランド
など