パテックフィリップ論でも取り上げましたが、今年の新作はとても豊作で、良いモデルが数多く見られたと思います。本日は、その中でも話題性が高かった「Ref.5205R-011」『アニュアルカレンダー』18KRGモデルが緊急入荷してきましたので、いち早く皆さまにご紹介をさせていただきたいと思います。それでは最後までお楽しみください。
【目次】
◆ 「Ref.5205R-011」 『アニュアルカレンダー』18KRG
◆ まとめ
「Ref.5205R-011」
『アニュアルカレンダー』18KRG
先ずは、『アニュアルカレンダー』「Ref.5205」について簡単におさらいをします。
※Ref.5205G-001
2010年、新型の『アニュアルカレンダー』搭載モデルとして、18KWG(ホワイトゴールド)ケースにロジウム×グレー、マットブラック×スレートグレーの2種類の文字盤で発表された「Ref.5205」。2013年には、18KRG(ローズゴールド)ケースにホワイトオパーリン、ラックブラックの2種類の文字盤が追加となり、2018年には18KWG(ホワイトゴールド)ケースにブルーブラックグラデーションの文字盤が新作として発表され、それに伴い2010年の仕様が生産終了となります。
※Ref.5205R-011
そして、2022年の新作として、今回紹介する18KRG(ローズゴールド)ケース×ブラックグラデーションのオリーブグリーン・ソレイユ文字盤が登場。それに伴いラックブラックの文字盤が生産終了となります。
『ノーチラス』一番人気のSS(ステンレススチール)ケース「Ref.5711/1A」は、2021年のグリーン文字盤を発表しましたが、わずか一年のみ生産され廃盤となりました。
私見にはなりますが、今回の「Ref.5205R-011」オリーブグリーン・ソレイユ文字盤も、一年のみ、もしくは短い期間で生産が終了になるのではないかと予想されます。
※Ref.5270P-001
ちなみに『グランド・コンプリケーション』モデル「Ref.5270P」も、サーモン文字盤を採用した「Ref.5270P-001」が今年で生産終了となり、それに変わってブラックグラデーションのラックグリーン文字盤を採用した「Ref.5270P-014」が新作として発表されました。
このモデルも発表当初から話題となっており、入手がとても困難になるのが予想されます。
ラグ側面にオープンワーク(サイドの彫り込み)を施したデザインも、今では違和感なく受け入れられていますが、初めてこのケースを見た時は、これまでの【パテックフィリップ】には見られなかったケースデザインで驚きましたね。他ブランドにはなりますが【オーデマピゲ】が力を入れている『CODE 11.59』のケースデザインもとても美しく、どこか通ずる部分があると思うのは私だけでしょうか。
話を戻しまして、スケルトンバックから覗くムーブメントは【パテックフィリップ】を代表する「Cal.324」をベースに、『アニュアルカレンダー』機構を搭載した「Cal.324 S QA LU 24H」。他のモデルにも言えますが、カラトラバ十字をイングレービングした21Kローターは本当に美しいの一言につきますね。『アニュアルカレンダー』は、時間・カレンダーのセッティング方法も簡単で、動かし続けてさえいれば”アニュアル”という言葉通り、年に一回2月だけ調整すれば良く、日常での使用にとても適したモデルであると思います。
状態に関しては、極僅かなスレは見られますが、着用感のほぼ感じられない極美品です。保証書日付も新作モデルですので、メーカー保証期間もしっかりと残っております。もちろん保証書を含めた付属品もしっかりと揃っており状態も良いです。
気になる販売価格ですが、9,999,000円(税込)
国内での正規希望小売価格は7,029,000円(税込)。プレミアムな価格設定となっておりますが、国内で販売されている個体もほぼなく、海外某有名サイトの最安値で1200万円台前半(税別)。とてもキレイな文字盤カラーで、是非ともおススメしたいモデルです。
最後に、2021年の新作モデル「Ref.4947/1A-001」も実は初入荷となっております。縦横のデニムを連想させるようなブルーの文字盤、SS(ステンレススチール)ケース、腕なじみの良いブレスレット仕様と、普段使いに適したモデルです。本日の新着商品としてホームページ掲載する予定ですので、こちらも併せてご確認いただけますと幸いです。こちらのモデルに関しては、またタイミングを見てお話しさせていただければと思います。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
【パテックフィリップ】の時計は市場での出回りが少なく、頻繁に入荷して来ないモデルも多いですが、今後も新作モデルが入荷した際は、いち早くみなさまにご紹介させていただきたいと思います。
ではまた!