この世代のレベルソデュオは、筆者が個人的に好きなこともあって、一定の頻度で記事で取り上げています。
とはいうものの、いつも取り上げるのはRGのほう。レベルソデュオのK18モデルには、RG(270.2.54)と、YG(270.1.54)があったのですが、RGのほうが価格帯が高め、なおかつ数が多いということもあって、相場を見る際、着目しやすいのです。
そのため、YGについてはあまり取り上げておらず、前回取り上げたのは2016年12月と、もう6年近くも前となってしまいました。
ただ、この世代のレベルソデュオ、特にK18モデルは長らく相場が変わらない傾向があったため、YGの水準は“最近まで2016年と同等”といえたかと思います。
けれども、2021年ぐらいから、レベルソデュオのRG、すなわち270.2.54に目立った変化が生じます。
2021年12月に、RGの270.2.54は約115万円となったのですが、これはこの数年で最も大きな変化といえました。
そうなると、YGも当然変化しているといえるわけですが、現在相場を見ると「やはり」という感想になります。
では、YG、つまり270.1.54はどうなっているのか。その答えは約115万円という水準です。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値 |
2022年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ジャガールクルト
レベルソデュオ 270.1.54 |
中古 | 5年 6ヶ月 |
¥864,900 | ¥1,150,600 | 285,700 | 133.03% |
なお、この世代のレベルソデュオ、RGよりもYGのほうがやや安いという傾向があります。
例えば、RGが90万円台ならば、YGは80万円台といった感じでした。
しかし今、YGも約115万円となっているため、2021年12月のRG水準に追いついた状態となっています。
では、RG、270.2.54は昨年12月から現在までにかけて変化しなかったかというと、決してそんな事はなく、現在水準は130万円に達してる様子。
YGが約115万円、RGが130万円という現在の序列は、これまで通りのRG対YGの価格差だと感じます。
YGとRG、ともにこういった価格帯になったこの世代のレベルソデュオですが、ようやく評価されてきたといえる状態です。