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現在相場考察

770万円もの値下がり、ノーチラス3710/1A-001

2022年7月4日更新
パテックフィリップのノーチラス3710/1A-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年3月の安値と2022年7月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥-7,700,000だった。

ノーチラス 3710/1A-001についての考察(2022年7月)

近頃、最も乱高下気味だと感じるのがノーチラスアクアノートですが、今年2月3月頃に『急上昇』した後、『ガバッと下がった』という値動きが目立っています。

特に気になるのが残価率。ノーチラスアクアノートともに、2月頃⇒6月頃で残価率が60%台といった状態が多い印象です。

また、『上昇⇒下落⇒1月並みに落ち着く』といった値動きは、現行モデルないしは、それに近い年式に多かったり、認知度が高いモデルに起こっている傾向がありますが、ノーチラスの場合はマニアック系にもこのような値動きが起こっている状態です。

そして、そういったマニアック系の中でも、この3710/1A-001は、最もインパクトのある下落率となっている様子。

3710/1A-001の今年3月水準は1850万円にまで達していたのですが、現在水準は1080万円。3月⇒7月でなんと770万円もの値下がりとなっているのです。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年3月
の安値
2022年7月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
3710/1A-001
中古 0年
4ヶ月
¥18,500,000 ¥10,800,000 -7,700,000 58.38%

そして、この3710/1A-001、最もインパクトのある数値が残価率であります。

先のように、ノーチラスアクアノートは、今年2月3月頃まで「ガバッと上昇」していた反面、その後は下落となった経緯がありますが、2月頃⇒6月頃では60%台前半といった残価率が目立っています。

ロレックス人気モデルの場合、下落したといっても残価率は70%台や80%台といった数値であるため、それと比べるとノーチラスアクアノートは値下がりインパクトが大きく「乱高下」した印象です。

そういったノーチラスの中でも、この3710/1A-001については、3月⇒7月の残価率が50%台後半といった状態。筆者調べでは、最も値下がり幅が大きなノーチラスといえる様子であります。

さらに3710/1A-0011080万円という現在水準は、今年1月水準を下回っている状態。他の人気モデルの場合、『2月にガバッと上昇⇒3月下旬ぐらいに下落⇒1月並みに落ち着く』といったケースが目立ちますが、この3710/1A-001は、今年1月並どころか、2021年6月に近い水準となってしまっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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