腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

再び下落、デイトナ116506A

2022年7月10日更新
ロレックスのデイトナ116506Aについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年5月の安値と2022年7月の安値を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥-2,460,000だった。

デイトナ 116506Aについての考察(2022年7月)

5月の段階では、「値下がりしていたものの、他とは異なる雰囲気」という様子だった116506A

なぜ“他とは異なる”といえたのかというと、値下がり幅が弱かったからです。

今年といえば、『2月までガバッと上昇⇒3月頃から下落⇒1月並に着地』という値動きが目立っていますが、ロレックス人気モデルの多くは3月に下落して以降、5月ぐらいまで停滞気味といった様子がありました。

そして、その際の下落幅、すなわち残価率は80%台といった水準が多い傾向だったわけです。

そういった中、この116506A2000万円超えという高価格帯でありながら、5月までの下落幅は約94%。値下がりしていたものの、他の人気モデルと比べると明らかに下落幅が弱いという状態だったのです。

そんな116506Aですが、5月⇒7月では、再び下落している様子。

今回は、前回の値下がりよりも下落幅が大きく、残価率は約89%となっています。

⇒安くなってきた雰囲気だが、2000万円、2100万円台ぐらいならサクッと売れてる

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年5月
の安値
2022年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
116506A
中古 0年
2ヶ月
¥23,800,000 ¥21,340,000 -2,460,000 89.66%

この116506Aを含む人気ロレックスは、3月中旬前後に下落して以降、しばらく停滞気味といった雰囲気がありました。

しかしながら、今月ぐらいから、“再び下落”という様子が見られるようになり、この116506Aについては、前回よりも下落幅が大きい様子となってしまっている状態です。

とはいうものの、この116506A2100万円台ぐらいまでの価格であれば比較的早い段階で売り切れとなっている様子があるため、値下がり状態ながら、なかなか強い雰囲気を見せている側面もあります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。