第1世代のオーバーシーズクロノグラフは、現行だった時期、「ノーチラスジャンボサイズよりも高い」といった相場でしたが、ここ5年ぐらいの間は、長らく中古が100万円程度といった水準にとどまっていました。
ちなみに、2001年当時、このオーバーシーズクロノグラフよりも安価だったノーチラス、3710/1Aは今や1000万円以上といった水準。アクアノート5065/1Aについても600万円以上という状態であります。
もちろん、ノーチラスやアクアクアノートは、いきなりそういった水準になったわけではなく、2017年から値動きを繰り返した結果、上記のような価格帯へとなっていったわけです。
しかし2021年7月、長らく値動きをしなかったこのオーバーシーズクロノグラフ49140/423A-8790に異変が起こります。
その際、この49140/423A-8790は、198万円となったのですが、これは『驚く変化』といえました。
そして、その後も49140/423A-8790は上昇する様子を見せ、今年1月には258万円に到達しています。
けれども49140/423A-8790は今、値下がりといった様子となってしまっています。
49140/423A-8790の現在水準は、約209万円となっているのですが、これは1月水準よりも約48万円安価といった状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年1月 の安値 |
2022年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ クロノグラフ 49140/423A-8790 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥2,580,000 | ¥2,090,880 | -489,120 | 81.04% |
5年以上に渡って「100万円程度」といった水準から変わらなかった49140/423A-8790ですが、2021年から派手に上昇するようになったと思いきや、下落方面でもきちんと値動きするようになったといえます。
今年の値動きといえば、『2月まで派手に上昇⇒その後下落⇒1月水準並』といった様子が目立っていますが、そうなっているのは主に人気モデル。
この49140/423A-8790も同じような値動きをしたということは、もはやこのモデルは、以前のように「5年も値動きしない」という状態を完全に打破したのではないかと考えられます。