腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

1段階2段階下がった印象、デイトナ116500LN黒文字盤

2022年7月23日更新
ロレックスのデイトナ116500LNについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年6月の安値と2022年7月の安値を比較し現在相場を考察。この0年1ヶ月での変動は¥-651,000だった。

デイトナ 黒文字盤 116500LNについての考察(2022年7月)

2月に黒文字盤が約497万円という水準にまで達していた、現行SSデイトナ116500LNですが、4月からははっきりとした下落傾向となっています。

ただ、パテックフィリップノーチラスアクアノートなどと比べると下落幅は弱く、また、ロイヤルオークオーバーシーズのように、1ヶ月ごとに何度も値下がりするといった様子もありませんでした。

116500LNのこれまでの下落は、2月⇒4月で約27万円、4月⇒6月で約40万円といった状況だったわけです。

そんな116500LN黒文字盤ですが、7月の今、再び値下がりとなっている様子があります。

現在、116500LN黒文字盤は、約363万円となっている状態ですが、これは6月水準よりも約65万円の値下がり状態

6月水準に対する残価率は約84%といった状態で、今年としては最も大きな下落幅となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
ロレックス デイトナ 116500LN ランダム SS/セラミック メンズ 黒文字盤 仕上げ済 美品

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年6月
の安値
2022年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
116500LN
中古 0年
1ヶ月
¥4,290,000 ¥3,639,000 -651,000 84.83%

116500LN黒文字盤の現在水準である360万円台は、これまでよりも1段階2段階下がった印象があるわけですが、これはどの時期と同じかというと、なんと2021年11月水準よりもやや安価といった状態であります。

これまで、人気モデルは『2月にガバッと上昇』となっていたため、その後値下がりしても『1月水準並』といった感覚があったわけですが、ついにデイトナ116500LNも2021年11月水準以下となってしまった状態です。

ロイヤルオーク15400STなどは、すでに2021年11月水準よりも安価といった状態になっているわけですが、ついに現行SSデイトナがこういった状態となったため、「下落トレンド」が確実といった感覚になってきたといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。