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現在相場考察

下落でも90%台という残価率、サブマリーナ116610LV

2022年7月24日更新
ロレックスのサブマリーナー116610LVについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年6月の安値と2022年7月の安値を比較し現在相場を考察。この0年1ヶ月での変動は¥-252,000だった。

サブマリーナ 116610LVについての考察(2022年7月)

このところ、ロレックスの人気モデルが、4月以来久々に目立った下落傾向となっている様子がありますが、緑文字盤の緑サブ、116610LVも値下がりとなっています。

116610LVは、今年3月ぐらいまで上昇傾向が続いていましたが、4月上旬からは下落に変化。ただ、それぞれの下落幅は、他の人気モデルよりも弱いといえ、残価率はおおよそ90%台となっている傾向です。

ノーチラスロイヤルオークオーバーシーズ等、ラグスポの場合、今年3月頃から、残価率が60%台という値動きが珍しくありません。また、デイトナ等人気ロレックス80%台といったことを考えると、90%台という116610LVは、派手な値下がりをしない傾向だといえます。

そして、今回の116610LVもまた、前回、前々回と同様の下落幅と同様といった様子。

116610LVは、6月⇒7月現在で25万円ほどの値下がりとなっている状況ですが、残価率は92%であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年6月
の安値
2022年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
116610LV
中古 0年
1ヶ月
¥3,150,000 ¥2,898,000 -252,000 92.00%

昨日お伝えしたデイトナ116500LN黒文字盤は、6月⇒7月で残価率が約84%となっているため、それと比べると、この緑サブは弱い下落幅だといえます。

ただ、この緑サブ、兄弟モデルともいえるGMTマスター2116710BLNRと比べると、より下落しているという側面があります。

116710BLNRは、今年2月にピーク相場となり、4月からは値下がり傾向。2月⇒4月では残価率が約85%となったものの、その後目立った下落をしていない傾向があります。

現在水準は、4月と比べて8万円程度の値下がりにとどまっているわけですが、これは緑サブよりも下落していない状況だといえます。

ピーク水準から現在までの値動きは以下。

  • 116610LV
  • 2022年3月:¥3,567,960
    2022年7月:¥2,898,000
    ⇒¥669,960値下がり

  • 116710BLNR
  • 2022年2月:¥2,668,000
    2022年7月:¥2,198,000
    ⇒¥470,000値下がり

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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