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現在相場考察

歩幅な下落にとどまっている、シードゥエラー126600

2022年7月25日更新
ロレックスのシードゥエラー126600について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年3月の安値と2022年7月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥-166,000だった。

シードゥエラー 126600についての考察(2022年7月)

2017年に『赤シード』の復活として電撃デビューした126600

「赤シード」や「赤サブ」は、文字盤上のモデルネーム部分の文字が“赤い”ことから、そう呼ばれているわけですが、1999年頃にはすでに「高い」という状態となっていました。

90年代後半といえば、ミルガウスも「幻のモデル」といった感覚だったわけですが、そちらは2007年に復活。そして、その10年後にこの『新・赤シード』が登場したわけですが、「孤高の存在」という印象になってから、20年以上の時を経ての復活だったわけです。

そのため、デビュー時にはものすごい注目度となっていたわけで、2017年11月の新品実勢価格(安い順の3社平均値)は、約164万円と、当時の現行SSスポーツモデルとしてはかなり高いという立ち位置となっていました。

しかし、そのような注目度で登場した126600は、その後目立った変動をすることがなく、長らく2017年11月の新品実勢価格超えという中古相場になりませんでした。

126600の中古相場が、ようやく2017年11月水準を上回ったのは、昨年12月になってからのこと。その際126600は、約168万円という中古相場に達しています。

そして、今年3月には198万円にまで上昇し、126600はようやく『デビュー年の新品実勢価格を数十万円単位で上回る』ということになったわけです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年3月
の安値
2022年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
シードゥエラー
126600
中古 0年
4ヶ月
¥1,980,000 ¥1,814,000 -166,000 91.62%

そんな経緯がある126600ですが、下落トレンド気味となっている今、3月水準に対して16万円ほどの値下がり状態といった様子があります。

現在水準は約181万円と、値下がりながら昨年12月水準を10万円以上上回っているわけで、2017年11月の新品実勢価格よりも高い状態に変わりありません。

今年の値動きといえば、『2月頃までガバッと上昇⇒3月頃から下落⇒1月水準並』といった様子がありますが、126600歩幅な下落にとどまっているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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