2017年に『赤シード』の復活として電撃デビューした126600。
「赤シード」や「赤サブ」は、文字盤上のモデルネーム部分の文字が“赤い”ことから、そう呼ばれているわけですが、1999年頃にはすでに「高い」という状態となっていました。
90年代後半といえば、ミルガウスも「幻のモデル」といった感覚だったわけですが、そちらは2007年に復活。そして、その10年後にこの『新・赤シード』が登場したわけですが、「孤高の存在」という印象になってから、20年以上の時を経ての復活だったわけです。
そのため、デビュー時にはものすごい注目度となっていたわけで、2017年11月の新品実勢価格(安い順の3社平均値)は、約164万円と、当時の現行SSスポーツモデルとしてはかなり高いという立ち位置となっていました。
しかし、そのような注目度で登場した126600は、その後目立った変動をすることがなく、長らく2017年11月の新品実勢価格超えという中古相場になりませんでした。
126600の中古相場が、ようやく2017年11月水準を上回ったのは、昨年12月になってからのこと。その際126600は、約168万円という中古相場に達しています。
そして、今年3月には198万円にまで上昇し、126600はようやく『デビュー年の新品実勢価格を数十万円単位で上回る』ということになったわけです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年3月 の安値 |
2022年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー 126600 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥1,980,000 | ¥1,814,000 | -166,000 | 91.62% |
そんな経緯がある126600ですが、下落トレンド気味となっている今、3月水準に対して16万円ほどの値下がり状態といった様子があります。
現在水準は約181万円と、値下がりながら昨年12月水準を10万円以上上回っているわけで、2017年11月の新品実勢価格よりも高い状態に変わりありません。
今年の値動きといえば、『2月頃までガバッと上昇⇒3月頃から下落⇒1月水準並』といった様子がありますが、126600は歩幅な下落にとどまっているといえます。