生産年が短いことから、特に評価されている印象だったサブマリーナの116613GLB。
ただ、目立った評価となっていたのは、2019年上半期までだったといえます。
2019年といえば、『上半期まで派手な上昇、夏頃から下落』といった様子があり、2019年夏からの下落トレンドは、結局2020年夏頃まで断続的に続いていました。
その後、相場は回復傾向となり、2021年からは再び「ガバッと上昇」という値動きになっていったといえます。
けれども、この116613GLBの場合、2019年を境目に値動きの様子が変化した経緯があるのです。
2019年上半期までこの116613GLBは、緑サブよりも明らかに高い中古相場となっていました。
同じコンビモデル、116613LBとの比較でも、抜きん出て高い水準に位置し、6桁(116世代)のサブマリーナの中で、最もプレミアム感がある存在だったといえます。
それが、2019年夏の下落トレンド以降、116613GLBはあまり目立った変動をしなくなった結果、今となっては、116世代のサブマリーナの中で“特に目立つ”といった相場ではないといえます。
116613GLBの現在水準は、約245万円という様子でありますが、これは緑サブ、116610LVよりも40万円以上も安価という状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年6月 の安値 |
2022年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116613GLB |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥2,150,000 | ¥2,453,000 | 303,000 | 114.09% |
なお、この116613GLB、今年1月後半から3月後半にかけては、ボトム価格が260万円前後といった水準となっていましたが、現在ではそこからやや下落し240万円台になったという経緯があります。
約1年前において、この116613GLBは、215万円という水準だったわけですから、現在水準はそれより30万円高ということになります。
緑サブ、116610LVの場合、1年前と現在水準とでは約69万円の上昇という様子。2022年4月以降、下落気味な116610LVですが、それでも1年前との比較で残価率は約131%となっている状態です。
それに対して、この116610LVは、1年1ヶ月前から値動きした額が約30万円。残価率は約114%と、緑サブに歯が立たない様子だといえます。