腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

昨年11月水準を下回っている、ミルガウス116400黒文字盤

2022年8月4日更新
ロレックスのミルガウス116400について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年11月の安値と2022年8月の安値を比較し現在相場を考察。この0年9ヶ月での変動は¥-120,000だった。

ミルガウス 黒文字盤 116400についての考察(2022年8月)

2017年といえば、腕時計がガバっと上昇した年でありますが、そういった時期でも中古が50万円台という水準だったミルガウス116400

その後も、116400はあまり目立った上昇をせず、他の同世代スポーツ系と比べると“ゆっくり伸びる”という傾向があったわけですが、2020年からは白文字盤の様子が激変しています。

白文字盤が伸びた結果、この世代のミルガウスは、『白文字盤、Zブルー文字盤、GV黒文字盤』とう相場序列になり、最も安いのがこの黒文字盤となったわけです。

ただ、そんな116400黒文字盤も、今年2月頃までの急上昇期において、一時は150万円台という水準に到達。他のモデル同様『ガバっと上昇』という値動きをしていたのです。

しかし今、そんな116400黒文字盤は下落状態。現在水準は、2021年11月よりも12万円安価という状態であります。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
60回払いまで無金利 ロレックス ミルガウス 116400 ブラック V番 中古 メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年11月
の安値
2022年8月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ミルガウス
黒文字盤
116400
中古 0年
9ヶ月
¥1,250,000 ¥1,130,000 -120,000 90.40%

これまで『2月頃まで上昇⇒その後下落』というモデルは、下落したといっても今年1月並という状態が多かったといえますが、先月ぐらいからロイヤルオーク15400STなどが昨年12月、11月頃の水準を下回るという状態になっています。

そして、この116400黒文字盤もまた、昨年11月水準を下回っているわけですが、近頃の値動きは、「これまで後の方に動く傾向だったモデルが、逆に、真っ先に動く」という感覚があるといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。