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現在相場考察

2000万円を割る状態、デイトナ116506A

2022年8月14日更新
ロレックスのデイトナ116506Aについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年7月の安値と2022年8月の安値を比較し現在相場を考察。この0年1ヶ月での変動は¥-1,863,200だった。

デイトナ 116506Aについての考察(2022年8月)

2000万円超えという価格帯ながら、これまで他の人気ロレックスと比べると、あまり値下がりしていない印象だった116506A

今年、これまでの116506Aの下落は、

  • 3月⇒5月:150万円(残価率:94.07%)
  • 5月⇒7月:246万円(残価率:89.66%)
  • といったところでした。

    オーバーシーズの現行青文字盤や、ロイヤルオーク15400STなど、「何度も値下がり」といったモデルと比べると、値下がり回数も少なく、残価率もかなり残っているほうだといえます。

    そんなデイトナ116506Aですが、7月から8月現在にかけても値下がりが見られる状態となっています。

    今回の値動きは、約186万円の下落、残価率は91.27%と、前回、前々回の下落と大きくかわりありません。

    ただ、この値動きによって、116506Aのボトム価格は約1947万円に変化。2000万円を割る状態となってしまったのです。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2022年7月
    の安値
    2022年8月
    の安値
    変動額 残価率
    ロレックス
    デイトナ
    116506A
    中古 0年
    1ヶ月
    ¥21,340,000 ¥19,476,800 -1,863,200 91.27%

    今回の値動きに関して、116506Aの変動幅は前回、前々回と大きく変わりないものの、下落期間が違うという側面があります。

    前回は、5月⇒7月、前々回は、3月⇒5月といったように、これまで2ヶ月単位で下落していたのが、今回は7月⇒8月と、1ヶ月単位での下落となってしまっています。

    そういった意味で、今回の値動きは、2000万円を割ったという点だけでなく、下落するまでの期間が短くなったという点が注目に値するといえるでしょう。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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