今年といえば、『2月頃までガバっと上昇⇒その後下落』という値動きが目立っていますが、特に下落しているのは“現行”もしくはそれに近い世代といった傾向があります。
ロレックスでいうならば、6桁以降にあたる世代が目立った下落という状況といえるわけですが、5桁に相当する世代はそこまで下落幅が大きくないという例があります。
そういった傾向は、雲上スポーツでも同様で、オーバーシーズの第一世代モデルでは、2月水準よりも高値という状態、という例があるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年2月 の安値 |
2022年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ 42050/423A-8472 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥1,336,940 | ¥1,999,000 | 662,060 | 149.52% |
このオーバーシーズ、42050/423A-8472はミディアムサイズの自動巻モデルですが、今年2月時点では約133万円で購入可能でした。
オーバーシーズの第一世代には、自動巻/クォーツ、男性用サイズとしてはラージ(約37mm)/ミディアム(約35mm)があるのですが、ラージとミディアムの自動巻モデルでも、2020年頃まで100万円以下という水準で購入できたわけです。
これは、雲上ブランドのラグスポとしては、かなり安い評価だったといえるわけですが、オーバーシーズは2021年から目立って値動きするようになった結果、これら第一世代も100万円以上という水準に上昇。
とはいえ、このミディアム自動巻は今年2月時点でも130万円台に留まっていたわけです。
そして現在、このミディアム自動巻は約199万円という水準になっているわけですが、これは他の雲上モデルとの相関からすると、自然な価格帯になったと感じます。
ちなみに、現在同じラージの白文字盤は約186万円となっているため、ミディアムのほうが高い状態であるのですが、第一世代オーバーシーズにおいてこのようなことは以前にも起こったことがあるため、特に珍しくはありません。