この1年ぐらいの間、エクスプローラーの214270は、あまり値動きしない印象があったわけですが、実際2021年8月水準と現在水準とを見比べてみても、「変わっていない」といえる状態です。
エクスプローラーは、2021年春に世代交代したわけですが、その際“旧世代”となった214270は、ガバっと上昇。
昨今、生産終了が発覚したロレックスは、値動きする場合と、しない場合に分かれる傾向がありますが、214270はかなり派手な上昇をしたのです。
2021年4月において、214270は一旦ボトム価格が130万円以上という水準にまで達したわけですが、そういった様子だったのはつかの間で、その4ヶ月後、すなわち2021年8月には約96万円に落ち着いていました。
そして、その時の水準と現在水準は、ほぼ同じということになっているわけですから、『生産終了発覚⇒どーんと上昇⇒落ち着く⇒その1年後でも変わらず』という不思議な状態なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年8月 の安値 |
2022年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
エクスプローラー (前期文字盤) 214270 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥968,850 | ¥998,000 | 29,150 | 103.01% |
2021年夏から現在までにかけては、『派手な上昇⇒下落』という値動きが見られるわけですが、214270の場合、ほぼ変わっていません。
つまり、『2022年春頃に一旦高くなったけれども落ち着いた結果、2021年8月と同水準』というわけではなく、この1年214270は「100万円前後(前期文字盤)」といった価格帯から変わらない状態であります。
なお、214270には、この前期文字盤と2016年に登場した後期文字盤がありますが、安価なのは前期のほう。ただ、この前期文字盤は“長いエクスプローラー史の中で異色感を放つモデル”であるため、筆者としては、狙い目なのではないかと考えています。