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現在相場考察

1年前からほぼ変わっていない、エクスプローラー214270(前期文字盤)

2022年8月22日更新
ロレックスのエクスプローラー214270について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年8月の安値と2022年8月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は2万9150円の値上がりだった。

エクスプローラー (前期文字盤) 214270についての考察(2022年8月)

この1年ぐらいの間、エクスプローラーの214270は、あまり値動きしない印象があったわけですが、実際2021年8月水準と現在水準とを見比べてみても、「変わっていない」といえる状態です。

エクスプローラーは、2021年春に世代交代したわけですが、その際“旧世代”となった214270は、ガバっと上昇。

昨今、生産終了が発覚したロレックスは、値動きする場合と、しない場合に分かれる傾向がありますが、214270はかなり派手な上昇をしたのです。

2021年4月において、214270は一旦ボトム価格が130万円以上という水準にまで達したわけですが、そういった様子だったのはつかの間で、その4ヶ月後、すなわち2021年8月には約96万円に落ち着いていました。

そして、その時の水準と現在水準は、ほぼ同じということになっているわけですから、『生産終了発覚⇒どーんと上昇⇒落ち着く⇒その1年後でも変わらず』という不思議な状態なのです。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年8月
の安値
2022年8月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エクスプローラー
(前期文字盤)
214270
中古 1年
0ヶ月
¥968,850 ¥998,000 29,150 103.01%

2021年夏から現在までにかけては、『派手な上昇⇒下落』という値動きが見られるわけですが、214270の場合、ほぼ変わっていません

つまり、『2022年春頃に一旦高くなったけれども落ち着いた結果、2021年8月と同水準』というわけではなく、この1年214270は「100万円前後(前期文字盤)」といった価格帯から変わらない状態であります。

なお、214270には、この前期文字盤と2016年に登場した後期文字盤がありますが、安価なのは前期のほう。ただ、この前期文字盤は“長いエクスプローラー史の中で異色感を放つモデル”であるため、筆者としては、狙い目なのではないかと考えています。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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