かつて『4桁世代』は、最も憧れられるロレックスだといえ、中古相場では最も高いポジションとなっていました。
この“最も高い”というのは、同じモデルの中古相場においての話。5桁が現行だった時代、その新品実勢価格よりも遥かに高い価格帯に位置したのが4桁スポーツモデルだったわけです。
その後、6桁がデビューした際、新品実勢価格は5桁時代よりも高くなったものの、その時点でも4桁の地位は揺るぎなかったといえます。
しかし、アベノミクス以降は4桁世代の伸びが鈍く、気づいたら6桁に抜かされてしまったのです。
その結果、4桁スポーツモデルは、今や『意外と高くない』という感覚で購入可能という状態。
実際、このシードゥエラーの1655は今、2018年12月水準とほぼ変わらない状態で購入可能なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年12月 の安値 |
2022年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー (日本ロレックスOH明細書あり) 1665 |
中古 | 3年 8ヶ月 |
¥2,180,000 | ¥2,176,800 | -3,200 | 99.85% |
今年といえば『2月頃まで急上昇⇒その後下落』という傾向があるため、なんだか下落という印象が強いですが、実は下落といっても、多くのモデルは今年1月水準並。目立って下落しているモデルでも2021年4月水準と同程度といった傾向があるわけです。
ですから、2018年水準と比べると、現在水準は「かなり高い」というモデルが多いわけで、特にスポーツロレックスのような存在は、『2018年水準より高くて当たり前』といって差し支えないと思います。
実際、デイトナ116500LN白文字盤は、2018年12月水準が約248万円だったわけですが、現在水準は400万円以上であります。
それに対してこの1655は、2018年12月水準と同等ですから、かなりお得感があるロレックスだといえます。