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現在相場考察

2018年12月水準とほぼ変わらない状態、シードゥエラー1665

2022年8月29日更新
ロレックスのシードゥエラー1665について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年12月の安値と2022年8月の安値を比較し現在相場を考察。この3年8ヶ月での変動は0万3200円の値下がりだった。

シードゥエラー (日本ロレックスOH明細書あり) 1665についての考察(2022年8月)

かつて『4桁世代』は、最も憧れられるロレックスだといえ、中古相場では最も高いポジションとなっていました。

この“最も高い”というのは、同じモデルの中古相場においての話。5桁が現行だった時代、その新品実勢価格よりも遥かに高い価格帯に位置したのが4桁スポーツモデルだったわけです。

その後、6桁がデビューした際、新品実勢価格は5桁時代よりも高くなったものの、その時点でも4桁の地位は揺るぎなかったといえます。

しかし、アベノミクス以降は4桁世代の伸びが鈍く、気づいたら6桁に抜かされてしまったのです。

その結果、4桁スポーツモデルは、今や『意外と高くない』という感覚で購入可能という状態。

実際、このシードゥエラー1655は今、2018年12月水準とほぼ変わらない状態で購入可能なのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ロレックス シードゥエラーROLEX SEA-DWELLER メーカーOH済 クロノメーター OYSTER PERPETUAL DATE 1665/0 自動巻 サービス保証書付 「12132」

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年12月
の安値
2022年8月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
シードゥエラー
(日本ロレックスOH明細書あり)
1665
中古 3年
8ヶ月
¥2,180,000 ¥2,176,800 -3,200 99.85%

今年といえば『2月頃まで急上昇⇒その後下落』という傾向があるため、なんだか下落という印象が強いですが、実は下落といっても、多くのモデルは今年1月水準並。目立って下落しているモデルでも2021年4月水準と同程度といった傾向があるわけです。

ですから、2018年水準と比べると、現在水準は「かなり高い」というモデルが多いわけで、特にスポーツロレックスのような存在は、『2018年水準より高くて当たり前』といって差し支えないと思います。

実際、デイトナ116500LN白文字盤は、2018年12月水準が約248万円だったわけですが、現在水準は400万円以上であります。

それに対してこの1655は、2018年12月水準と同等ですから、かなりお得感があるロレックスだといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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