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現在相場考察

6桁よりも高値、サブマリーナ5513(フチあり)

2022年9月6日更新
ロレックスのサブマリーナー5513について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年12月の安値と2022年9月の安値を比較し現在相場を考察。この1年9ヶ月での変動は¥398,650だった。

サブマリーナ (フチあり) 5513についての考察(2022年9月)

2020年12月⇒2022年9月では約39万円の上昇状態である5513(フチあり)。

5513には、フチあり、フチなしがありますが、「フチ」とは、文字盤のインデックス形状のことで、アプライドとなった後期文字盤を「フチあり」といいます。

この5513が現行だった頃は、おそらくフチありのほうが人気だったと推測できますが、その後の時代では、ヴィンテージ感が強いフチなしのほうが人気状態。現在相場は、フチありが148万円~である一方、フチなしは187万円~となっています。

さて、近年といえば、以前ほど4桁ロレックスが評価されてなくなっているといえ、中古相場では6桁よりも4桁のほうが安価ということも珍しくありません。

また、先日お伝えしたシードゥエラー1665のように『2018年12月水準と2022年水準が変わらない』といったケースもあるわけで、なにかと4桁は特異な状態だといえます。

では、この5513(フチあり)の現在水準=148万円はどういった状況かというと、なんとこれは6桁よりも高値114060は、現在約145万円となっているため、かろうじて高い状態となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年12月
の安値
2022年9月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
(フチあり)
5513
中古 1年
9ヶ月
¥1,081,350 ¥1,480,000 398,650 136.87%

5513のフチありは、一見すると5桁世代、すなわち14060と似ているわけですが、それでも14060と同じような中古相場となることがなく、これまできちんと上昇してきた経緯があります。

さらに114060よりも高値という傾向があるため、他のモデルのように『6桁のほうが高い』という状態となっておらず、かつての4桁世代のポジションを守っているといえる存在だといえます。

近頃、『5桁<4桁<6桁』となっていることが珍しくなくなってきていますが、サブマリーナノンデイトは5513が強いということもあって『5桁<6桁<4桁』という中古相場となっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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