2020年12月⇒2022年9月では約39万円の上昇状態である5513(フチあり)。
5513には、フチあり、フチなしがありますが、「フチ」とは、文字盤のインデックス形状のことで、アプライドとなった後期文字盤を「フチあり」といいます。
この5513が現行だった頃は、おそらくフチありのほうが人気だったと推測できますが、その後の時代では、ヴィンテージ感が強いフチなしのほうが人気状態。現在相場は、フチありが148万円~である一方、フチなしは187万円~となっています。
さて、近年といえば、以前ほど4桁ロレックスが評価されてなくなっているといえ、中古相場では6桁よりも4桁のほうが安価ということも珍しくありません。
また、先日お伝えしたシードゥエラーの1665のように『2018年12月水準と2022年水準が変わらない』といったケースもあるわけで、なにかと4桁は特異な状態だといえます。
では、この5513(フチあり)の現在水準=148万円はどういった状況かというと、なんとこれは6桁よりも高値。114060は、現在約145万円となっているため、かろうじて高い状態となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年12月 の安値 |
2022年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ (フチあり) 5513 |
中古 | 1年 9ヶ月 |
¥1,081,350 | ¥1,480,000 | 398,650 | 136.87% |
5513のフチありは、一見すると5桁世代、すなわち14060と似ているわけですが、それでも14060と同じような中古相場となることがなく、これまできちんと上昇してきた経緯があります。
さらに114060よりも高値という傾向があるため、他のモデルのように『6桁のほうが高い』という状態となっておらず、かつての4桁世代のポジションを守っているといえる存在だといえます。
近頃、『5桁<4桁<6桁』となっていることが珍しくなくなってきていますが、サブマリーナノンデイトは5513が強いということもあって『5桁<6桁<4桁』という中古相場となっているのです。