去年ぐらいから、パテックフィリップにおいて、知名度がそこまで高くないプチコンやカラトラバの上昇が目立つようになっています。
プチコンでは5055や5085/1Aといった2000年前後に現行だったモデルが「目立った上昇」となっている様子があるわけですが、その3兄弟のうちのもう1つ、5054はどうなっているかというと、こちらもしっかり上昇傾向が見られます。
5054は、これら3兄弟のうちで最も高値という傾向があり、5055が200万円前後、5085/1Aが180万円前後だったならば、260万円前後といった価格帯といった印象があったといえます。
そんな5054ですが、そのYGモデルの5054J-001は現在どういった状況かというと、約396万円。これは、2015年8月水準よりも約128万円の値上がり状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年8月 の安値 |
2022年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
コンプリケーション 5054J-001 |
中古 | 7年 1ヶ月 |
¥2,680,000 | ¥3,965,500 | 1,285,500 | 147.97% |
この5054J-001は、この10年間において2015年頃が最も高かったといえます。
それは、5054に限らず、5055や5085/1Aでも同様だったのですが、2016年の下落トレンド時に値下がりしてから、長らく2015年水準を回復しないという様子が見られました。
そして、2019年ぐらいまでには一部が回復となっていたわけですが、その後特に伸びることもなく、長らく2015年水準から大きく上回るといったことがなかったといえます。
そういった意味では、2015年水準と比べて約128万円高という現在の5054J-001の様子は、久々に見られた派手な変動だといえるでしょう。