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現在相場考察

300万円台になった、カラトラバ5000G

2022年9月28日更新
パテックフィリップのカラトラバ5000Gについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年11月の安値と2022年9月の安値を比較し現在相場を考察。この5年10ヶ月での変動は¥1,764,000だった。

カラトラバ 5000Gについての考察(2022年9月)

カラトラバ5000には、WG、YG、RGがありますが、WGは初期世代で、まだ『-001』というリファレンスの枝番が無かった時代から、存在していたモデルだといえます。

2016年頃において、このWGの5000Gは、特に珍しいという存在感ではなく、5000としてはRGのほうがレアといえました。

それは、今でも変わりないといえるのですが、以前と比べると5000Gも見ることが少なくなったため、どちらもレアという感じがあります。

そんな5000Gですが、現在水準はどうなっているかというと、306万円となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年11月
の安値
2022年9月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5000G
中古 5年
10ヶ月
¥1,296,000 ¥3,060,000 1,764,000 236.11%

5000といえば、長らく140万円前後といった水準に位置していた印象がありますが、今年5月にYGの5000J230万円台に到達。

他のカラトラバ同様、2021年頃から目立った上昇をした結果、以前とは全く異なる価格帯に位置するようになったといえます。

そういった意味で、今回5000G300万円台になったということは、『G』のレアさからして違和感がなく、やはりこの世代のカラトラバ目立って高くなっている状態であるということを再確認させられる出来事だと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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