2000年に6桁リファレンスになったデイトナ。その金無垢モデル116528は116520と同じ2000年にデビュー。最近は先に金無垢などより高級なモデルを投入してから遅れてステンレスがモデルチェンジという傾向のあるロレックスですが、前回のモデルチェンジは一斉に行われたといっても良いでしょう。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年12月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 黒文字盤(金スモールダイヤル) 116528 |
中古 | 6年 8ヶ月 |
¥1,659,000 | ¥2,150,000 | 491,000 | 129.60% |
そして、5桁リファレンスのエルプリから自社ムーブメントになった6桁リファレンスのデイトナ。
通常、5桁から6桁というとこの中身の変化が最も有名で、ステンレスモデルの場合、デザインの大きな違いはありません。
しかし、6桁となった金無垢モデルのデイトナには5桁時代とは異なる変化があるのです。
それがこの記事のデイトナを見て分かるように、独特の配色の文字盤がラインナップされているという点。
上記の黒文字盤ですが、金色のスモールダイヤルに赤色のクロノグラフ秒針を採用。これ、6桁デイトナの金無垢モデル独特の仕様です。
5桁時代の場合、金無垢デイトナの文字盤はステンレスと若干の違いがあるものの、基本的にはステンレスのデザインを踏襲。
例えば、シャンパン文字盤が用意されているとか、黒文字盤の三つ目のフチ部分がステンレスよりも黄色がかっているといった程度の差です。
一方金無垢モデルの場合、6桁モデルになるとステンレスと比べて印象が変わるほど、独特な配色を採用しています。
よって、116528はデビュー当時から“近代的なデイトナ”というイメージがあり、高値の傾向。
さらにそれが金無垢の高級モデルですからその相場は安い時でも160万円以上。
一方の16528は安い時だと120万円近いなんてことも。
けれど、値上がり額は16528が上。
つまり、16528のほうが底値が安かった分、値上がりする際の伸びが大きいのです。
しかし16528に負けているとはいえ、約49万円という116528の値上がり額だってとっても立派。
これだけ象徴的なデザインですから、多くの人の頭の片隅には「高い」という印象があります。
しかし、そんな「高い」はずの時計が50万円近い値上がりをもたらしてくれる。
憧れの時計を『買って⇒使って⇒楽しんで』さらには値上がりまでしてしまう。
こんなに楽しい趣味は他にはなかなかないでしょう。