2005年前後という時期は、ノーチラスにとっての過渡期だといえますが、そういったことにより、結果的に短期間で生産終了となったレアモデルが存在します。
また、それらレアモデルには、ノーチラスファンなら見逃すことができないレア要素が備わっているため、なにかと魅力的な存在だといえます。
今回紹介するのは、その中でも、近年最も“レア”かつ、価格帯が“高い”といえる存在。
それこそが、ジャンボサイズのホワイトゴールドモデルである3711/1G-001。
これは、2004年の登場したモデルですが、初代以来、久々の“3針ジャンボサイズ”という存在でした。
実は、この3711/1G-001が出た当時、筆者はノーチラスのジャンボサイズを所有していたのですが、これが欲しくてたまらなかった記憶があります。
なお、3711/1G-001、2004年当時の新品実勢価格は350万円程度でしたが、2018年時点での中古相場は1400万円台に到達。“ジャンボ”、“ホワイトゴールド”、“3針”、“黒文字盤”といった要素を持つだけあって、4年前の段階でも随分高い価格帯に位置していたわけです。
ちなみに、今では“1000万円以上”といった水準は、ノーチラスでは珍しくありませんが、2018年当時、5711/1A青文字盤は「500万円台後半でも“ずいぶん高くなった”」という印象。1400万円台という水準は、「かなり高い」といえました。
そんな3711/1G-001ですが、2022年現在ではどういった状態になっているかというと、なんと4565万円という価格帯。
2018年に1400万円以上という価格で買ったとしても、そこから3000万円以上も値上がりしているのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年5月 の安値 |
2022年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ノーチラス 3711/1G-001 |
中古 | 4年 5ヶ月 |
¥14,880,001 | ¥45,650,000 | 30,769,999 | 306.79% |
こういった派手な値動きを見ると、やはり『レアノーチラスは凄い』という感想になります。
この3711/1G-001は、青文字盤のような雰囲気ながら、実は黒文字盤というポイントやWGというレア感など、グッとくる要素が満載であるわけですが、中古相場でもそういった点が評価されているのだと思います。