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現在相場考察

もう少し評価されても良いのではないか、サブマリーナ116619GLB

2022年11月10日更新
ロレックスのサブマリーナー116619GLBについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年12月の安値と2022年11月の安値を比較し現在相場を考察。この1年11ヶ月での変動は99万1200円の値上がりだった。

サブマリーナ 116619GLBについての考察(2022年11月)

2013年頃をもって廃止されたサブマリーナのダイヤモデル。ちなみに2018年に、ダイヤサブマリーナは復活したものの、それは6桁GMTマスター2のような『超豪華』なモデルに変化しています。

2013年頃までのダイヤモデルは、デビューから5年程度で廃止となったため、生産年が短く、以前から評価が高い傾向となっています。

そんなサブマリーナのダイヤモデル(2013年頃まで)には、

  • コンビ(青/黒)
  • YG(青/黒)
  • WG(青)
  • といったバリエーションがあるわけですが、今回取り上げるのはWGモデルである116619GLB

    この116619は2008年にサブマリーナ初のWGモデルとして登場した経緯があるため、この世代のサブマリーナではフラッグシップモデルといった感覚でした。

    そして、そのダイヤ版である116619GLBその頂点だったといえます。

    そんな116619GLBは、そういった要素があるだけあって、前回お伝えした2020年12月時点でも約529万円という水準に達していました。

    では、2022年現在ではどういった水準担っているかというと、その答えは約628万円。この1年11ヶ月で約99万円の上昇という値動きになっているものの、2020年12月⇒2022年11月のという期間の特性を考慮すると、思ったほど伸びていないという印象にもなります。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    ロレックス サブマリーナー デイト 8Pダイヤモンド Ref.116619GLB ブルー シリアルV番 中古品 メンズ 腕時計

    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2020年12月
    の安値
    2022年11月
    の安値
    変動額 残価率
    ロレックス
    サブマリーナ
    116619GLB
    中古 1年
    11ヶ月
    ¥5,291,800 ¥6,283,000 991,200 118.73%

    近頃、旧6桁世代スポーツのK18モデルにおいて、600万円台という中古相場は珍しくない印象ですが、そうであるならば、この116619GLBといったフラッグシップ感のあるモデルはもう少し高い価格帯でも不思議でないといえます。

    また、この116619GLB「WG+青文字盤」という見た目であるわけですが、近年ではラグスポの影響で「SS+青文字盤」がとても人気という状態。116619GLBは、ラグスポと同じカラーリングであるわけですから、そういった人気要素を考慮すると、やはりもう少し評価されても良いのではないかという感覚になります。

    とはいえこの116619GLB、今年6月から8月前半までにかけては、700万円台に達していたという経緯があります。

    現在水準は、今年の『ガバッと上昇⇒その後下落』という値動きとなった結果、620万円台に落ち着いたという状態なのでしょうが、ここまで値下がりしなくても良かったのではと思います。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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