コンビのサブマリーナはロレックスの中でも高級な部類に入るモデル。ステンレスよりコンビのほうが高いのは当たり前。中古相場でもデイトナを除いてステンレスより10万円ぐらい高いのがコンビです。そして中古でどんなに安くても30万円台後半という相場をキープしていたサブマリーナコンビ。それが2008年冬から2009年にかけて30万円以下という相場になったのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年2月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 黒文字盤 16613 |
中古 | 7年 6ヶ月 |
¥288,000 | ¥730,000 | 442,000 | 253.47% |
そこから比べると値上がったのは当然のこと。
ただ、値上がったということは“驚く”ことに値しませんが、当時の時計本体価格をゆうに越す値上がり額には驚きです。
ちなみに現相場がT番 過去相場がU番となっています。16613はX番など90年代前半のモノのほうが安く、90年代前半と後半では相場が若干違うので要注意です。
なお、08年、09年の時期は90年代前半モデルと後半モデルに相場の大きな差はありませんでした。
近頃、両者の差は5万円から10万円といった印象です。
また、16613にはこの記事の黒い方と、有名な『青サブ』のほうが存在し、30万円を切っていたのは黒いほうです。
青サブも良いですが、この黒い方の金と黒という配色もなんともいえない魅力がある時計。
30万円を切るならば、軽い気持ちで買っておけばよかったと思う時計です。
なお2010年以降からこの時計は値上がり状態。
他のロレックスの場合、2009年頃に安値と感じる相場であれば、2012年頃まで似たような相場だったはず。
しかし、一足早く値上がりを開始したのが5桁リファレンスのサブマリーナです。
とはいっても、その最の値上がりは30万円台後半になった程度、という値上がり額。
40万円以上値上がりしたという今と比べると微々たる値上がり額と言いたくなります。
また、面白いのは30万円を切る相場の時も、30万円台を回復した相場の最も、サブマリーナの場合、コンビとステンレスの価格差がほぼなくなっていたという点。
このコンビとステンレスの価格差がなくなるってのは、ステンレスのほうがコンビより高いというデイトナのような現象です。
とはいえ現在では50万円前後というステンレスに対してコンビは70万円前後といったところ。
ということでかつて0円に近かった両者の価格差は今では20万円。
16610の値上がりがすごいことは以前の記事でお伝えしましたが、それ以上に値上がりしているのがコンビの16613です。