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現在相場考察

派手な値上がりという動きに変化、シーマスターGMT2538.20

2022年11月24日更新
オメガのシーマスター2538.20について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年9月の安値と2022年11月の安値を比較し現在相場を考察。この1年2ヶ月での変動は¥201,800だった。

シーマスター GMT 2538.20についての考察(2022年11月)

“白文字盤にGMT機能”という異色なシーマスター2538.20は、2000年代前半頃に現行だったモデルです。

これまでの中古相場は20万円程度といった水準が主で、2017年から2020年頃までそういった状態が続いていました。

ただ、2021年になると約24万円という水準に変化し、2538.20はその時点で「それまでとは違う」という値動きになったといえます。

そんな2538.20ですが、2021年⇒2022年では、派手な値上がりという動きに変化。なんとこの1年2ヶ月で2538.2020万円程の値上がり状態となり、現在水準は約44万円に達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年9月
の安値
2022年11月
の安値
変動額 残価率
オメガ
シーマスター
GMT
2538.20
中古 1年
2ヶ月
¥244,200 ¥446,000 201,800 182.64%

この2538.20は、この1年2ヶ月で20万円台⇒40万円台という変化になったわけですが、これは「非限定モデル」かつ「知名度が高くない」オメガとしては、かなり珍しい値動きだといえます。

値動きするオメガといえば、限定モデルが多い傾向がありますが、近頃ではムーンウォッチといった有名モデルも上昇する傾向があります。

ただ、この2538.20のような、そこまで有名ではないモデルがこれほどの値動きとなった事例は多くないため、今回の値動きはかなり大きなインパクトがあるといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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