ロレックス初の“ラバーベルトモデル”として2015年にデビューしたヨットマスターの116655。
意外性があるモデルだけに、デビュー年の新品実勢価格は約250万円と高く、当時のK18ブレスレット(中古相場)よりもだいぶ高値という水準に位置していました。
ただ、そういった価格帯では割高感があったといえ、実際デビュー翌年の新品実勢価格は200万円程度にまで落ち着いていたわけです。
そのようなことがあってか、この116655の中古相場は2019年頃まで“あまり変化しない”という傾向が続いており、長らく2015年水準が最も高値という状態となっていました。
そんな116655ですが、2020年からは打って変わって値動きするように変化。2020年8月の中古相場が297万円というように、その時点で、2015年水準よりも高値という中古相場にもなっていました。
そして、116655はその後も上昇が続き、今年2月には約459万円にまで到達しています。
しかし今、116655は、他のモデル同様値下がりしている状態。現在水準は、398万円という様子です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年2月 の安値 |
2022年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター 116655 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥4,598,200 | ¥3,980,000 | -618,200 | 86.56% |
116655は、この9ヶ月間で61万円ほどの値下がりとなっているわけですが、約86%という残価率を見ると、他のロレックスよりも値下がりしていないという状態であります。
2019年頃までの116655のキャラクターからすると、今回のように「上昇⇒下落」となった場合、その残価率はオーバーシーズ並(2月から現在までにかけて60%や70%台といった数値)となっていても不思議でないわけですが、そこまでの下落をしていない状態というのは個人的に意外だと思いました。