10月に回復となったモデルが複数出てきたわけですが、11月下旬からは、一旦回復となったモデルが再び下落するという様子があります。
10月時点で「回復」となった象徴的なモデルは、ロイヤルオークの15400STとデイトナ116500LNだったわけですが、11月末時点ではいずれも“回復からの下落”となっていました。
そして、今、それら以外でも「一旦“回復”となったモデルが、下落」となっている事例が登場。
それこそが、このGMTマスター2の126710BLROです。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年10月 の安値 |
2022年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター2 ジュビリーブレスレット 126710BLRO |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥2,970,000 | ¥2,780,000 | -190,000 | 93.60% |
126710BLROは、今年8月に268万円となっていましたが、10月には297万円に回復。8月⇒10月では29万円の上昇という動きになっていたわけです。
しかし、10月⇒12月現在では19万円安に変化し、再びの値下がりという状態です。
今年の値動きを再度おさらいすると以下のようになります。
1月、2月、3月上旬頃までは「これまで見たことがないぐらいの派手な上昇」。3月中旬頃から、「値動きが停滞気味になり、下落事例が発生」。その後は「値下がり」が目立つ反面、「値上がり」するモデルも混在。ただ、7月頃からは、「値下がり」が多数派となり、「下落トレンド」といった雰囲気に変化。それが10月には「値上がり」となる事例が増えてきて、相場は「回復」に向かう様子を見せる。しかし、11月末頃には、「一旦回復となったモデルが再び下落」となった。
といった具合です。
結局のところ、2022年の中古腕時計相場の様子は、最後まで分かりづらかったといえます。「2022年はどうだった?」という問いに対して、キャッチフレーズを付けるなら「今まで最も分かりづらい相場」ということになるかと思います。