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現在相場考察

一旦“回復”となったが下落、GMTマスター2 126710BLRO

2022年12月3日更新
ロレックスのGMTマスター2126710BLROについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年10月の安値と2022年12月の安値を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥-190,000だった。

GMTマスター2 ジュビリーブレスレット 126710BLROについての考察(2022年12月)

10月に回復となったモデルが複数出てきたわけですが、11月下旬からは、一旦回復となったモデルが再び下落するという様子があります。

10月時点で「回復」となった象徴的なモデルは、ロイヤルオーク15400STデイトナ116500LNだったわけですが、11月末時点ではいずれも“回復からの下落”となっていました。

そして、今、それら以外でも「一旦“回復”となったモデルが、下落」となっている事例が登場。

それこそが、このGMTマスター2126710BLROです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年10月
の安値
2022年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター2
ジュビリーブレスレット
126710BLRO
中古 0年
2ヶ月
¥2,970,000 ¥2,780,000 -190,000 93.60%

126710BLROは、今年8月に268万円となっていましたが、10月には297万円に回復。8月⇒10月では29万円の上昇という動きになっていたわけです。

しかし、10月⇒12月現在では19万円安に変化し、再びの値下がりという状態です。

今年の値動きを再度おさらいすると以下のようになります。

1月、2月、3月上旬頃までは「これまで見たことがないぐらいの派手な上昇」。3月中旬頃から、「値動きが停滞気味になり、下落事例が発生」。その後は「値下がり」が目立つ反面、「値上がり」するモデルも混在。ただ、7月頃からは、「値下がり」が多数派となり、「下落トレンド」といった雰囲気に変化。それが10月には「値上がり」となる事例が増えてきて、相場は「回復」に向かう様子を見せる。しかし、11月末頃には、「一旦回復となったモデルが再び下落」となった。

といった具合です。

結局のところ、2022年の中古腕時計相場の様子は、最後まで分かりづらかったといえます。「2022年はどうだった?」という問いに対して、キャッチフレーズを付けるなら「今まで最も分かりづらい相場」ということになるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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