ひと目見ただけで「限定モデル」だと分かるスピードマスターの3577.50。
これは、2004年に3500本の限定で販売されたモデルであり、当時の定価は45万円程でした。
今の感覚で見ると、この3577.50は「高そうなスピードマスター」という印象だといえます。
ですから、45万円という定価では「入手困難」状態だったのでは、と思うところですが、意外にも現行当時は決して人気とはいえず、新品実勢価格は定価を下回る水準。当時は、27万円前後という価格帯が主だったといえ、その価格でも決して「すぐに売り切れる」というわけではありませんでした。
しかし、限定オメガが評価されるようになった2018年以降において、3577.50は現行当時とは異なり、かなりな評価となっている様子。
この3577.50は、2021年10月時点で約85万円という水準に達していたのですが、それから1年2ヶ月後の今となっては、約122万円に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2022年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
スピードマスター 3577.50 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥858,000 | ¥1,228,000 | 370,000 | 143.12% |
3577.50の特徴的な見た目は、松本零士氏によるものとのことですが、現行当時の感覚としては色物といった感じがあり、需要は低かったのだと思います。
しかし、2022年の感覚では、3577.50の見た目は「いかにも凄そうなスピードマスター」。現在水準は「やはり」という感想になります。