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現在相場考察

700万円台になっている、ワールドタイム 5130P-001

2022年12月6日更新
パテックフィリップのワールドタイム5130P-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年10月の安値と2022年12月の安値を比較し現在相場を考察。この1年2ヶ月での変動は¥2,729,400だった。

ワールドタイム 5130P-001についての考察(2022年12月)

パテックフィリップワールドタイムコンプリケーション世代)は、ここ5年ぐらいあまり値動きが活発でない状態が続いていました。

ワールドタイムは、往年の時計ファンからは高い評価となっている反面、近年の中古相場ではそれに見合ったか価格帯ではなかったといえます。

それは、まさにランゲ&ゾーネランゲ1と似ており、往年の時計ファンからの評価が高いという点も、値動きしなかったという点も共通しているわけです。

そんなワールドタイムですが、今年になってから「急激に高くなる」という様子をみせており、第1世代(プチコン世代における)の5110は、9月時点でそのような値動きとなっていました。

そして、第2世代にも大きな変化は起こっており、プラチナモデルについては、現在なんと700万円台になっている状況なのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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【天白】パテックフィリップ コンプリケーション ワールドタイム 5130P-001 PT950 革 腕時計 メンズ 自動巻き 箱 正規2010年保 メーカー修理2018年【中古】

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年10月
の安値
2022年12月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ワールドタイム
5130P-001
中古 1年
2ヶ月
¥4,365,600 ¥7,095,000 2,729,400 162.52%

ワールドタイムランゲ1、どちらも“今年になって急上昇”という動きは共通しているわけですが、いずれも「往年の時計ファンからの評価が高い」かつ「ここ5年ぐらい中古相場で元気がなかった」という点が同じであります。

これらがなぜ、今年、2022年という年に値動きが活発化したのか、その理由は不明でありますが、どちらも久々に上昇した結果、過去最高値更新状態となっている様子。

他にも「往年の時計ファンからの評価が高く、ここ数年中古相場で元気がない」というモデルがありますが、それらの値動きも気になるところだと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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