今年の秋ぐらいから、スピードマスタープロフェッショナルのムーンフェイズが上昇する傾向があります。
特に目立って上昇したのは、2000年デビュー世代の白文字盤と銀文字盤で、それぞれ60万円台、80万円台という価格帯に達している状態です。
2000年デビュー世代のムーンフェイズは、ベゼルがWGだったりブロードアロー針を採用するなど、“少し高級なモデル”というコンセプトで、ムーンウォッチとは異なる見た目となっています。
ただ、もともとのスピードマスタープロフェッショナルの『ムーンフェイズ』は、ムーンウォッチに近い見た目となっていたわけで、2003年に登場した3576.50は「ムーンウォッチ的なムーンフェイズ」に原点回帰したかのような存在であります。
3576.50は、1985年に登場した345.0809の復刻モデルともいえ、2000年デビュー世代のムーンフェイズとは、全く異なる魅力がある1本だといえます。
そして、この3576.50もまた、近頃上昇している様子があり、現在水準は約70万円に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年6月 の安値 |
2022年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オメガ
スピードマスター ムーンフェイズ 3576.50 |
中古 | 2年 6ヶ月 |
¥495,000 | ¥703,387 | 208,387 | 142.10% |
この3576.50は、2017年まで約33万円という水準でしたが、2019年に急上昇。その際、約54万円に達していました。
その後、2020年に下落し、約49万円となったものの、2022年現在水準は約70万円に変化。
2000年デビュー世代のムーンフェイズに全く引けを取らない値動きとなっている様子があります。