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現在相場考察

150万円台に達しているが、ヨットマスター116622プラチナ文字盤

2022年12月8日更新
ロレックスのヨットマスター116622について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年11月の安値と2022年12月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥155,300だった。

ヨットマスター プラチナ文字盤 116622についての考察(2022年12月)

見た目が16622にそっくりな、6桁世代のヨットマスターロレジウム。

このモデルから、青文字盤が文字盤バリエーションとして正式採用され、後にダークロジウム文字盤が追加。かつて「ロレジウム」といえば、プラチナ文字盤をさしたわけですが、今では「3つの文字盤バリエーション」がある状態となっています。

116622において、プラチナ文字盤は最も安価という位置となっているわけですが、それでも昨年11月時点で約138万円に到達。2021年7月時点まで116622プラチナ文字盤は、「2017年水準との差が10万円未満」だったため、11月の変化は大きかったわけです。

そして、2022年12月の今、116622150万円台に達している様子となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年11月
の安値
2022年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
プラチナ文字盤
116622
中古 1年
1ヶ月
¥1,388,000 ¥1,543,300 155,300 111.19%

ロレジウムは、2010年代前半頃まで“相対的に高めなスポーツモデル”という印象でしたが、今では「安いほうのスポーツモデル」というようになってしまっています。

この116622プラチナ文字盤は、150万円台に達したとはいえ、この価格帯では『セラミックベゼル最安値』と同等程度といった状態。

5桁時代の「ロレジウム」は、SSデイトナの次といったポジションだったわけですが、今では「コンビのサブマリーナよりもだいぶ安価」という価格序列になってしまっています。

このプラチナ文字盤は、すでに生産終了状態とされ、レア度が高いという要素が存在。それでいて、手が込んだ文字盤であるわけですから、もう少し評価されても良いのでは、と思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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