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現在相場考察

2倍以上の水準、サントスガルベW20041C4

2022年12月13日更新
カルティエのサントスガルベW20041C4について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年7月の安値と2022年12月の安値を比較し現在相場を考察。この2年5ヶ月での変動は¥286,000だった。

サントスガルベ W20041C4についての考察(2022年12月)

このところ、90年代カルティエの値動きが目立っており、パシャCパシャ38mmなどが上昇している様子があります。

そういった動きは、サントスガルベでも見られており、特にLMサイズの上昇が目立っている状態。

これまで、サントスガルベで“上昇”となっていたのは、2000年代中盤にデビューした「XLサイズ」でしたが、それより前に登場していた「LMサイズ」の値動きも活発化しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年7月
の安値
2022年12月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
サントスガルベ
W20041C4
中古 2年
5ヶ月
¥261,800 ¥547,800 286,000 209.24%

サントスガルベのLMサイズは、LMといってもケースサイズが29mm程度。とはいえ、それほど小さく見えないわけですが、正規店の方いわく「今の時代では小さいと言われてしまう」とのこと。

そういったこともあってか、これまであまり値動きはせず、長らく25万円前後という水準でSSもコンビも購入可能という状態がつづいていました。

ちなみに、このLMサイズには、自動巻とクォーツがありますが、上記「25万円前後」というのは自動巻の相場であります。

そんなサントスガルベのLMサイズでありますが、近頃「異変」が起こっており、かつてとは比べものにならないぐらいの価格帯にまで上昇。

このLMサイズのコンビモデルであるW20041C4は、2020年7月時点では約26万円で購入できたわけですが、現在ではなんと約54万円。実に2倍以上の水準にまで上昇しているのです。

なお、このW20041C4は、限定モデルということで文字盤が「アプライド仕様」。ただ、通常モデルとの相場差はそこまでなく、サントスガルベは全体的に高くなっている印象です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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