フランクミュラーのカサブランカには、様々なサイズと“ブレスレット”もしくは“革ベルト”といった選択肢があるわけですが、“男性用サイズかつブレスレット”の相場は、2015年頃から38万円程度といった雰囲気があったといえます。
ただ、2019年頃からカサブランカは値下がりし、男性用サイズのブレスレットモデルでも、30万円台前半で購入可能という様子に変化していました。
とはいえ、そういった価格帯で購入可能なのは、サーモンピンク文字盤の2852サイズ(最も小さいメンズサイズ)という傾向があり、5850や黒文字盤、白文字盤といった個体については、依然として30万円台後半以上という水準をキープしていたわけです。
けれども、2019年の年末になると、5850サイズの黒文字盤という条件でも約29万円で購入可能な状態となっており、いわゆる“人気な組み合わせ”でもカサブランカは30万円以下という中古相場になっていたといえます。
そして2020年には、カサブランカで最も高いといえる6850サイズ&白文字盤という組み合わせでも約29万円という状態に変化。
その時点でカサブランカは、20万円台で購入可能といった感覚になったといえます。
しかし今、カサブランカは久々に上昇といった様子。
6850サイズの白文字盤はやや反発し、現在約34万円となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年3月 の安値 |
2022年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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フランクミュラー
カサブランカ 白文字盤 ブレスレット 6850 |
中古 | 2年 9ヶ月 |
¥297,000 | ¥340,827 | 43,827 | 114.76% |
2019年頃から、カサブランカには、30万円以下で購入可能な“メンズサイズのブレスレットモデル”が珍しくない状況がつづいていましたが、現在そういった個体は無い様子。
ですから、この6850白文字盤に限らず、カサブランカは全体的に回復気味といった状態であります。
他のモデルが目立って上昇していた中、逆に値下がりが長らく続いていたカサブランカ。今回、久々の“上昇”となったのは驚く出来事だと感じます。