ノーチラスでもありアクアノートでもある。それがこの5060J-001のですが、実は型番も5060SJという場合がある不思議な1本です。
デビューしたのは1996年でアクアノート登場の1年前。その際、ノーチラスファミリーとして出ていたようですが、翌年1997年にアクアノートが登場すると、アクアノートのYG版という扱いになっています。
実際、ケースはアクアノートそのものですし、5060という型番も初代アクアノートの5060Aと同じ。それでありながら、“黒文字盤+ローマン&リーフ針”という文字盤は、その頃のノーチラスと共通で、ノーチラスとアクアノートのハーフともいえる存在であります。
そんな5060J-001でありますが、昨年11月の水準は448万円となっており、当時の5066/1A水準と同等となっていました。
ですから、昨年の記事で「(5060J-001は)5066/1Aよりも高い価格序列という立ち位置に戻っても不思議ではない」と述べたわけですが、まさに今、その通りになっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年11月 の安値 |
2022年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
アクアノート 5060J-001 (5060SJ 黒文字盤) |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥4,480,000 | ¥7,370,000 | 2,890,000 | 164.51% |
現在、この5060J-001は737万円となっており、昨年11月水準に対し、289万円の上昇という様子であります。
それに対して、5066/1Aは現在、約555万円という状態。実に、5060J-001のほうが182万円程度も高い状態となっているのです。