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現在相場考察

通常文字盤との相場差に注目、サブマリーナ16618SGシャンパン文字盤

2022年12月30日更新
ロレックスのサブマリーナー16618SGについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年10月の安値と2022年12月の安値を比較し現在相場を考察。この2年2ヶ月での変動は192万9000円の値上がりだった。

サブマリーナ シャンパン文字盤 16618SGについての考察(2022年12月)

5桁世代において、“最も豪華なサブマリーナ”というポジションだった16618SG

文字盤のバー部分がサファイア、ドットがダイヤとなっている豪華モデルであり、文字盤色も、通常とは“異なる色”が与えられているという特別感があります。

通常文字盤の場合、YGに用意された文字盤色は“黒”か“青”。それに対して、ダイヤ文字盤の場合“グレー”か“シャンパン”となるわけです。

そういった特別感があるため、ひと目見ただけで16618SG「豪華なモデル」と分かるといえます。

とはいえ、この16618SG、2016年頃まではそれほど評価されておらず、同じYGの16618との相場差が5万円ということがあったぐらいなのです。(2016年8月16日記事参照

しかしそれから6年が経過した今、16618SGしっかりとした評価をされている様子に変化。

現在、16618SG約522万円となっているのですが、16618398万円。実に通常文字盤との相場差が124万円もある状態となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年10月
の安値
2022年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
シャンパン文字盤
16618SG
中古 2年
2ヶ月
¥3,300,000 ¥5,229,000 1,929,000 158.45%

近頃、デイデイトなどの「希少文字盤」が目立って評価されている印象がありますが、この16618SGの評価もそれらと同じ文脈なのではないかと感じています。

なお、ロレックスといえば、文字盤交換が可能というイメージがありますが、近年では「不可となるケース」が増えている様子。

文字盤交換が不可というのは、ミルガウス116400GVのZブルー文字盤が出たときぐらいから始まったかと記憶していますが、そういった近代的なモデルに限らず、最近では5桁でも「交換不可」となる場合があるようなのです。

16618SGといった希少だったり豪華だったりする文字盤は、そういった事情も含めて評価されるようになったのかもしれません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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