ロレックスブームのきっかけを作ったエクスプローラ1。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年11月 の安値(ヤフオク) |
2015年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラ 14270 |
中古 | 4年 9ヶ月 |
¥221,000 | ¥368,000 | 147,000 | 166.52% |
キムタクがドラマ「ラブジェネレーション」、通称ラブジェネの中で”アンティーク”の1016をしていたことがきっかけで流行った時計です。
当時の世の中はGショックブーム。定価2-3万円のGショックに30万円ほどの値段がついていました。
3万円が30万円、なんてショックですね。
一方、ロレックスは今も昔も「高級腕時計」としての認知をされていますが、人生の節目にデイトジャスト(コンビモデル)を買う、というのが一般的で、エクスプローラのようなカジュアル感のあるロレックスは人気がなかったのです。
当時現行モデルだった14270も約35万円の定価に対して、かなり安値で売られていたのです。
それが、キムタク効果によりエクスプローラが流行り始めたら、エクスプローラの在庫はすぐに無くなり一気にプレミア価格化!
1999年頃は新品が70万円を超す価格で販売されていました。
その後、異常な価格は落ち着き、時計ブームが盛り上がっていた2000年代前半頃などは、40万円台前半の価格を維持。
とはいっても、定価よりは高いので、プレミア価格の代名詞的時計でした。
それが、リーマンショック以降に価格は急降下。
それまで中古で30万円を切ることなかったエクスプローラ1は、28万円ぐらいで取引されるようになったのです。
そして、そこから相場はどんどんと下がり、2010年の秋ごろから2012年の冬にかけては、21万円とか22万円で中古が販売されているのが当たり前な状況だったのです。
巷では「エクスプローラは終わった時計」などという声も聞こえました。
しかし、そんなエクスプローラ。
本日の中古最低価格は37万円です。
相場がリーマンショック以前に戻っています。
というよりもリーマンショック以前より高くなっています。
やはり”強い時計”は強いのです。
というわけで、2012年冬頃までの安値でエクスプローラを買っていた人は得な思いをできているという訳です。