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雑誌「リベラルタイム」2月号に寄稿しました。 インタビュー形式ではなく、斉藤由貴生自ら執筆した文章が2ページに渡って掲載されています。 ぜひお買い求めください! |
エクスプローラー 14270 ブラックアウト
2022年といえば、1月から3月頃までにかけて急上昇した反面、その後は下落して、年末までに「急上昇分が無かったこと」になってしまった、という様子があったといえます。
しかしながら、そのような値動きが見られるのは現行世代(ロレックスでいう旧6桁以降)といったところで、ロレックス5桁世代などについては、その限りでないという感覚があります。
では、そんな5桁世代の「レアモデル」はどうなっているかというと、エクスプローラーの14270ブラックアウトについては、値下がりとなっている様子。
このブラックアウト、2021年12月水準が298万円となっていたわけですが、現在ボトム価格は約258万円という様子。
実に、2021年12月水準に対して39万円ほど安値で購入可能となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年12月 の安値 |
2023年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
エクスプローラー ブラックアウト 14270 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥2,980,000 | ¥2,583,240 | -396,760 | 86.69% |
現在、「値下がり」となっているモデルは、値下がりといっても依然として2022年1月水準並といったケースが多いわけですが、このブラックアウトについては2021年12月水準を40万円近く下回るといった状態になっています。
14270ブラックアウトは、日本で「ロレックスブーム」とされていた1999年頃から、抜きん出て高い相場となっている、歴史ある“高値モデル”でありますが、近年は「値動きしない」といった傾向がありました。
実は、このブラックアウト、2019年3月に約248万円に達していたのですが、その後約159万円にまで下落するなどしたため、長らく「2019年超え」とならなかったのです。
そして、2021年12月に298万円となり、ようやく2019年3月水準よりも高い状態となったわけですが、そうかと思ったら、今回また値下がりしている様子。
ただ、現在水準の約258万円はかろうじて2019年3月水準よりも高い状態であるため、「再び2019年水準以下」とはなっていません。
とはいえ、現在水準は2019年3月水準に対して10万円高という範囲。
他の人気モデルにおける「2019年3月と2023年1月水準の差」を考えると、14270ブラックアウトは今、お買い得な1本に思えます。