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現在相場考察

2021年12月水準よりも39万円ほど安値、エクスプローラー14270ブラックアウト

2023年1月10日更新
ロレックスのエクスプローラー14270について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年12月の安値と2023年1月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥-396,760だった。

エクスプローラー ブラックアウト 14270についての考察(2023年1月)

お知らせ

雑誌「リベラルタイム」2月号に寄稿しました。
インタビュー形式ではなく、斉藤由貴生自ら執筆した文章が2ページに渡って掲載されています。

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エクスプローラー 14270 ブラックアウト

2022年といえば、1月から3月頃までにかけて急上昇した反面、その後は下落して、年末までに「急上昇分が無かったこと」になってしまった、という様子があったといえます。

しかしながら、そのような値動きが見られるのは現行世代(ロレックスでいう旧6桁以降)といったところで、ロレックス5桁世代などについては、その限りでないという感覚があります。

では、そんな5桁世代の「レアモデル」はどうなっているかというと、エクスプローラー14270ブラックアウトについては、値下がりとなっている様子。

このブラックアウト、2021年12月水準が298万円となっていたわけですが、現在ボトム価格は約258万円という様子。

実に、2021年12月水準に対して39万円ほど安値で購入可能となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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中古 ロレックス ROLEX エクスプローラー ブラックアウト 14270 E番(1991年頃製造) ブラック メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年12月
の安値
2023年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エクスプローラー
ブラックアウト
14270
中古 1年
1ヶ月
¥2,980,000 ¥2,583,240 -396,760 86.69%

現在、「値下がり」となっているモデルは、値下がりといっても依然として2022年1月水準並といったケースが多いわけですが、このブラックアウトについては2021年12月水準を40万円近く下回るといった状態になっています。

14270ブラックアウトは、日本で「ロレックスブーム」とされていた1999年頃から、抜きん出て高い相場となっている、歴史ある“高値モデル”でありますが、近年は「値動きしない」といった傾向がありました。

実は、このブラックアウト、2019年3月に約248万円に達していたのですが、その後約159万円にまで下落するなどしたため、長らく「2019年超え」とならなかったのです。

そして、2021年12月に298万円となり、ようやく2019年3月水準よりも高い状態となったわけですが、そうかと思ったら、今回また値下がりしている様子。

ただ、現在水準の約258万円はかろうじて2019年3月水準よりも高い状態であるため、「再び2019年水準以下」とはなっていません。

とはいえ、現在水準は2019年3月水準に対して10万円高という範囲。

他の人気モデルにおける「2019年3月と2023年1月水準の差」を考えると、14270ブラックアウトは今、お買い得な1本に思えます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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